コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3
RIPで学習した経路をルーティングテーブルに取り込むかどうかをフィルタに従って制御します。
config-routerモードで設定した場合,グローバルネットワークに適用します。
config-router-afモードで設定した場合,指定VRFに適用します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
distribute-list {<access list name> | prefix <prefix list> | route-map <route map>} in [<interface type> <interface number>] distribute-list {<access list name> | prefix <prefix list> | route-map <route map>} gateway <ipv4 address> in
- 情報の削除
no distribute-list [{<access list name> | prefix <prefix list> | route-map <route map>}] in [<interface type> <interface number>] no distribute-list [{<access list name> | prefix <prefix list> | route-map <route map>}] gateway <ipv4 address> in
[入力モード]
(config-router) (config-router-af)
[パラメータ]
- {<access list name> | prefix <prefix list> | route-map <route map>}
- フィルタするip access-list,ip prefix-listまたはroute-mapを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
<access list name>には31文字以内のアクセスリスト名を指定します。
<prefix list>には31文字以内の名前を指定します。
<route map>には31文字以内の名前を指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- gateway <ipv4 address>
- ゲートウェイを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
IPv4アドレスを指定します。
- <interface type> <interface number>
- 経路学習元のインタフェースを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
インタフェース専用のフィルタがありません。
- 値の設定範囲
<interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。
・イーサネットインタフェース
・イーサネットサブインタフェース
・ポートチャネルインタフェース
・ポートチャネルサブインタフェース
・VLANインタフェース
・マネージメントポート
[コマンド省略時の動作]
RIPで学習した経路を制御しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
ip access-list ip prefix-list route-map
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