コンフィグレーションガイド Vol.2

[目次][索引][前へ][次へ]


18.2.5 廃棄優先度の設定

特定のQoSフローに対して廃棄クラスを変更して,キューイング時の廃棄優先度を設定する場合の例を次に示します。

[設定のポイント]
フレーム受信時に宛先IPアドレスによってQoSフロー検出をして,廃棄クラスを変更する設定をします。廃棄優先度は廃棄クラスによって決まります。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST2
    IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST2)を作成します。本リストを作成すると,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。
     
  2. (config-ip-qos)# qos ip any host 192.0.2.10 action priority-class 8 discard-class 1
    192.0.2.10のIPアドレスを宛先として,優先クラス8,廃棄クラス1のIPv4 QoSフローリストを設定します。
     
  3. (config-ip-qos)# exit
    IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
     
  4. (config)# interface gigabitethernet 1/3
    (config-if)# ip qos-flow-group QOS-LIST2 in
    イーサネットインタフェース1/3のコンフィグレーションモードに移行したあと,受信側にQoSフローリスト(QOS-LIST2)を適用します。

[目次][前へ][次へ]


[商品名称に関する表示]

All Rights Reserved, Copyright(C), 2014, 2020, ALAXALA Networks, Corp.