コンフィグレーションガイド Vol.2
マスタノードのプライマリポートは,ユーザが設定した二つのリングポートの情報に従って,自動で決定します。次の表に示すように,優先度の高い方がプライマリポートとして動作します。また,VLANグループごとに優先度を逆にすることで,ユーザが特に意識することなく,経路の振り分けができるようになります。
表7-4 プライマリポートの選択方式(VLANグループ#1)
リングポート#1 リングポート#2 優先ポート 物理ポート 物理ポート
- NIF番号の小さい方がプライマリポートとして動作
- NIF番号が同一の場合は,ポート番号の小さい方がプライマリポートとして動作
物理ポート チャネルグループ 物理ポート側がプライマリポートとして動作 チャネルグループ 物理ポート 物理ポート側がプライマリポートとして動作 チャネルグループ チャネルグループ チャネルグループ番号の小さい方がプライマリポートとして動作 表7-5 プライマリポートの選択方式(VLANグループ#2)
リングポート#1 リングポート#2 優先ポート 物理ポート 物理ポート
- NIF番号が大きい方がプライマリポートとして動作
- NIF番号が同一の場合は,ポート番号の大きい方がプライマリポートとして動作
物理ポート チャネルグループ チャネルグループ側がプライマリポートとして動作 チャネルグループ 物理ポート チャネルグループ側がプライマリポートとして動作 チャネルグループ チャネルグループ チャネルグループ番号の大きい方がプライマリポートとして動作 また,上記の決定方式以外に,コンフィグレーションコマンドaxrp-primary-portを使って,ユーザがVLANグループごとにプライマリポートを設定することもできます。
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