コンフィグレーションガイド Vol.1

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14.5.2 電源ユニット冗長

装置の運用に必要なPSの個数に対して,予備のPSを1個以上搭載して運用する方式です。一部のPSが故障しても残りのPSで給電を継続します。なお,故障したPSの搭載位置に関係なく,必要な個数以上のPSが動作していれば運用を継続できます。

AX8600Sの電源ユニット冗長の構成例を次の図に示します。

図14-6 AX8600Sの電源ユニット冗長の構成例

[図データ]

6個のPSを搭載していて運用に必要なPSが3個の場合,3個のPSに障害が発生しても運用を継続できます。

また,AX8300Sの電源ユニット冗長の構成例を次の図に示します。図はAX8308Sを背面から見たものです。AX8304Sは正面から見て左からPS1,PS2,PS3,PS4の順に並びます。

図14-7 AX8300Sの電源ユニット冗長の構成例

[図データ]

AX8304Sは1個または2個のPSで運用できます。4個のPSを搭載した構成で運用に必要なPSが1個の場合は,3個のPSに障害が発生しても運用を継続できます。同様に,4個のPSを搭載した構成で運用に必要なPSが2個の場合は,2個のPSに障害が発生しても運用を継続できます。

AX8308Sは2個のPSで運用できるため,4個のPSを搭載した構成では2個のPSに障害が発生しても運用を継続できます。

PSに障害が発生してPSが冗長構成でなくなったり,障害から回復して冗長構成になったりした場合には,システムメッセージを出力およびSNMP通知を送信します。

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