コンフィグレーションガイド Vol.1
最も手軽にSSHを使用して暗号化通信をするには,telnetと同じパスワード認証を使用します。この場合でも,telnetとは異なり,ユーザ名やパスワードは暗号化されて送付されるため,外部に漏洩しません。ここでは,ローカルパスワード認証を使用する場合のSSHサーバの設定例を示します。
なお,本装置のクライアントはローカルパスワード認証だけをサポートしているため,本装置間でSSH接続をする場合は,ローカルパスワード認証を使用する必要があります。
- [設定のポイント]
- ログイン用のユーザアカウントの作成,およびSSHサーバを動作させる設定例を示します。なお,パスワードを設定していないユーザは,SSHのパスワード認証でログインできません。
- [コマンドによる設定]
- (config)# username staff password input
New password:******
Retype new password:******
ユーザ名(staff)とパスワードを設定して,ログイン用のユーザアカウントを作成します。
- (config)# ip ssh
SSHサーバの動作を開始させます。
- (config)# line vty 0 2
本装置へのリモートログインを許可し,ログインできるユーザ数を3に設定します。
All Rights Reserved, Copyright(C), 2014, 2020, ALAXALA Networks, Corp.