運用コマンドレファレンス Vol.1
アカウンティング情報を表示します。
[入力形式]
show accounting
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
なし
[実行例]
図6-1 アカウンティング情報の表示
>show accounting Date 20XX/09/26 10:52:49 UTC Since 20XX/09/26 10:45:00 UTC Event Login : 6 Logout : 6 Command: - Config : - Total : 12 InQueue: 0 Discard: 0 [RADIUS] Host: RADIUS111 Event Counts: 12 (Timeout: 5 Retransmit: 3) Request Information Response Information Send : 0 Success : 0 Communicate Error: 12 Failure : 0 Timeout : 0 Invalid : 0 Host: 192.168.111.111 Event Counts: 12 (Timeout: 5 Retransmit: 3) Request Information Response Information Send : 11 Success : 11 Communicate Error: 1 Failure : 0 Timeout : 0 Invalid : 0 >show accounting Date 20XX/09/26 10:52:49 UTC Since 20XX/09/26 10:45:00 UTC Event Login : 5 Logout : 6 Command: 40 Config : 4 Total : 55 InQueue: 0 Discard: 0 [TACACS+] Host: 192.168.111.112 Event Counts: 55 (Timeout: 5) Request Information Response Information Send : 40 Success : 40 Communicate Error: 11 Failure : 0 Timeout : 3 Invalid : 0
[表示説明]
表6-7 アカウンティング情報表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 Since 統計開始時刻 yyyy/mm/dd hh:mm:ss 年/月/日 時:分:秒 Event アカウンティングイベントの状況を表示します。 Login ログインイベントの回数 systemコンフィグレーションで,対象となるイベントのアカウンティングを設定していないときは,"-"を表示します。 Logout ログアウトイベントの回数 systemコンフィグレーションで,対象となるイベントのアカウンティングを設定していないときは,"-"を表示します。 Command 運用コマンド実行イベントの回数 systemコンフィグレーションで,対象となるイベントのアカウンティングを設定していないときは,"-"を表示します。 Config コンフィグレーションコマンド実行イベントの回数 systemコンフィグレーションで,対象となるイベントのアカウンティングを設定していないときは,"-"を表示します。 Total アカウンティングイベントの総数 上記イベントの総数です。 InQueue 送信待ちとなっているイベント数
- 送信するアカウンティングイベントが多数発生している場合に,送信待ちとなっているアカウンティングイベント数を表示します。
- 装置ログが出力され,輻輳状態となっているときは,(Congestion)が表示されます。
Discard イベントを廃棄した回数 アカウンティングイベント送信の輻輳が起きたときに,廃棄されたイベント回数をカウントします。 [RADIUS]
- systemのアカウンティングコンフィグレーションでRADIUSサーバを使用する設定になっている場合に表示します。
- 各RADIUSサーバについて,以下のアカウンティング統計を表示します。なお,RADIUSサーバコンフィグレーションが未設定や,すべて認証専用となっている場合,以下はNot configuredと表示します。
Timeout 応答タイムアウト時間 1〜30(秒) Retransmit 再送信回数 0〜15(回) Host 対象のホスト名またはIPアドレス サーバの優先度順に表示します。 Event Counts アカウンティングイベント数 対象RADIUSサーバに通知しようとしたイベント数を表示します。 Request Information アカウンティング要求情報を表示します。 Send アカウンティング要求送信回数
- 本装置がサーバに送信した回数です。
- 応答タイムアウト(Timeout)の場合もカウントしますが,送信エラー(Communicate Error)の場合はカウントしません。
Communicate Error アカウンティング要求送信エラー回数 ホスト名に対応するアドレスが見つからない,またはサーバへの経路がないなど,サーバへの通信ができなかった場合にカウントします。 Timeout アカウンティング応答タイムアウト数 サーバからの応答がタイムアウトした場合にカウントします。 Response Information アカウンティング応答情報を表示します。 Success アカウンティング成功応答回数 サーバからアカウンティング応答を受信した場合にカウントします。 Failure アカウンティング失敗応答回数 サーバからアカウンティング応答以外を受信した場合にカウントします。 Invalid 無効メッセージ応答回数 サーバから無効なメッセージを受信した場合にカウントします。 [TACACS+]
- systemのアカウンティングコンフィグレーションでTACACS+サーバを使用する設定になっている場合に表示します。
- 各TACACS+サーバについて,以下のアカウンティング統計を表示します。なお,TACACS+サーバコンフィグレーションが未設定や,すべて認証専用となっている場合,以下はNot configuredと表示します。
Timeout 応答タイムアウト時間 1〜30(秒) Host 対象のホスト名またはIPアドレス サーバの優先度順に表示します。 Event Counts アカウンティングイベント数 対象TACACS+サーバに通知しようとしたイベント数を表示します。 Request Information アカウンティング要求情報を表示します。 Send アカウンティング要求送信回数
- 本装置がサーバに送信できた回数です。
- 応答タイムアウト(Timeout)の場合や,送信エラー(Communicate Error)の場合はカウントしません。
Communicate Error コネクション接続エラー回数 ホスト名に対応するアドレスが見つからない,またはサーバへの経路がないなどサーバへの通信ができなかった場合にカウントします。 Timeout アカウンティング接続・応答タイムアウト数 サーバへの接続・通信がタイムアウトした場合にカウントします。 Response Information アカウンティング応答情報を表示します。 Success アカウンティング成功応答回数 サーバからアカウンティング成功を受信した場合にカウントします。 Failure アカウンティング失敗応答回数 サーバからアカウンティング失敗を受信した場合にカウントします。 Invalid 無効メッセージ応答回数 サーバから無効なメッセージを受信した場合にカウントします。
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表6-8 show accountingコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 The accounting program is not running. アカウンティングプログラムが起動していないため,コマンドが失敗しました。 The command cannot be executed because the connection with the accounting program failed. アカウンティングプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart accountingコマンドでアカウンティングプログラムを再起動してください。 The command cannot be executed in the standby system. このコマンドは待機系では実行できません。 The command cannot be executed. Try again. コマンドを実行できません。再実行してください。 The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration. このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。
[注意事項]
なし
All Rights Reserved, Copyright(C), 2014, 2019, ALAXALA Networks, Corp.