コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3
OSPFが動作するネットワークを指定します。指定した範囲に一致するインタフェースで,OSPFが動作します。なお,<ipv4 prefix>が0.0.0.0で<wildcard mask>が255.255.255.255の場合,全ネットワークでOSPFが動作します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
network <ipv4 prefix> <wildcard mask> area <area id>
- 情報の削除
no network <ipv4 prefix> <wildcard mask>
[入力モード]
(config-router)
[パラメータ]
- <ipv4 prefix>
- ネットワークを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
IPv4アドレスを指定してください。
注 <ipv4 prefix>の<wildcard mask>で指定したビットは0にしてください。
- <wildcard mask>
- ワイルドカードマスクを指定します。
- 省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
IPv4アドレス形式で指定してください。
ワイルドカードマスク(10進数)をビットに変換した際,最初に1を立てた部分から後の部分は全部1となるように指定してください。
注 ワイルドカードマスクを2進数に変換した際,最初に1となるビット以降はすべて1となるように指定してください。
- area <area id>
- 所属するエリアを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
0〜4294967295(10進数),またはIPv4アドレスを指定します。
[コマンド省略時の動作]
config-ifモードのip ospf areaコマンド設定が適用されます。
[通信への影響]
指定した範囲のインタフェースですでにOSPFが動作しているとき,本コマンドで所属エリアまたはドメインが変更されると,隣接関係をいったん切断します。
[設定値の反映契機]
設定変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
ip ospf area ip address
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