コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3
ポリシーベースルーティングリストにネクストホップを設定します。
config-ip-pbrモードで設定した場合,指定したIPv4ポリシーベースルーティングリストに適用します。
config-ipv6-pbrモードで設定した場合,指定したIPv6ポリシーベースルーティングリストに適用します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- config-ip-pbrモードの場合
[<priority>] policy-interface <interface type> <interface number> next-hop <ip address>
- config-ipv6-pbrモードの場合
[<priority>] policy-interface <interface type> <interface number> next-hop <ipv6 address>
- 情報の削除
no <priority>
[入力モード]
(config-ip-pbr) (config-ipv6-pbr)
[パラメータ]
- <priority>
- ポリシーベースルーティングリストに設定するネクストホップの優先度を指定します。優先度は数値が小さいほど高くなります。
- 本パラメータ省略時の初期値
ポリシーベースルーティングにネクストホップがない場合は10です。
ネクストホップを設定している場合は,設定してある優先度の最大値+10です。
ただし,設定してある優先度の最大値が4294967284より大きい値の場合は省略できません。
- 値の設定範囲
1〜4294967294(10進数)
- <interface type> <interface number>
- 送信先インタフェースを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
<interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。
詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。
・イーサネットインタフェース
・イーサネットサブインタフェース
・ポートチャネルインタフェース
・ポートチャネルサブインタフェース
・VLANインタフェース
- next-hop <ip address>
- ネクストホップアドレスを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
IPv4アドレスを指定します。
指定した送信先インタフェースに接続するネットワーク内のホストアドレスを指定してください。ただし,指定した送信先インタフェースに接続するネットワークへのダイレクトブロードキャストは指定できません。
- next-hop <ipv6 address>
- ネクストホップアドレスを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
IPv6アドレスを指定します。
指定した送信先インタフェースに接続するネットワーク内のホストアドレスを指定してください。
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 本コマンドを設定する場合は,事前にネクストホップに対応するインタフェースおよびIPアドレスを設定してください。
- 本コマンドで設定しているネクストホップに対応するインタフェースおよびIPアドレスの設定を変更する場合は,先に本コマンドの設定を削除または変更してください。
[関連コマンド]
interface port-channel interface gigabitethernet interface tengigabitethernet interface fortygigabitethernet interface hundredgigabitethernet interface vlan ip policy-list ip policy-list rearrange ipv6 policy-list ipv6 policy-list rearrange
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