show interfaces (40GBASE-R)
イーサネットの情報を表示します。
[入力形式]
show interfaces fortygigabitethernet <nif no.>/<port no.> [detail]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- fortygigabitethernet
-
最大回線速度が40Gbit/sのイーサネットインタフェースを指定します。
- <nif no.>/<port no.>
-
NIF番号,ポート番号を指定します。指定できる値の範囲は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- detail
-
詳細な統計情報を表示します。
- 本パラメータ省略時の動作
-
通常の統計情報を表示します。
[実行例]
>show interfaces fortygigabitethernet 1/1 Date 20XX/04/01 12:00:00 UTC NIF1: active(restart required) 4-port 40GBASE-R(QSFP+) retry:0 Average:14Gbps/200Gbps Peak:15Gbps at 08:10:30 Port1: active up 40GBASE-LR4 0012.e240.0a04 QSFP+ connect Time-since-last-status-change:10:30:30 Bandwidth:40000000kbps Average out:7Gbps Average in:7Gbps Peak out:8Gbps at 08:10:30 Peak in:7Gbps at 08:10:30 Output rate:6.0Gbps 5.0kpps Input rate:6.0Gbps 5.0kpps Flow control send :on Flow control receive:on TPID:8100 Frame size:1518 Octets retry:0 Interface name:ftygeth1/1 description:test lab area network Track-Target:TRACK10 ID:30001 State:Up [Out octets/packets counter] Octets : 0 Unicast packets : 0 Multicast packets : 0 Broadcast packets : 0 Pause packets : 0 [In octets/packets counter] Octets : 0 Unicast packets : 0 Multicast packets : 0 Broadcast packets : 0 Pause packets : 0 [Out line error counter] Underrun/Overrun : 0 Error frames : 0 [In line error counter] CRC errors : 0 Alignment : 0 Fragments : 0 Jabber : 0 Underrun/Overrun : 0 Symbol errors : 0 Short frames : 0 Long frames : 0 Error frames : 0 [Line fault counter] Signal detect errors : 0 Transceiver notconnect : 0 LOS of sync : 0 LOS of alignment : 0 HI_BER : 0 LF : 0 RF : 0 Signal detect errors in operational state : 0 Transceiver notconnect in operational state : 0 LOS of sync in operational state : 0 LOS of alignment in operational state : 0 HI_BER in operational state : 0 LF in operational state : 0 RF in operational state : 0 > |
>show interfaces fortygigabitethernet 1/1 detail Date 20XX/04/01 12:00:00 UTC NIF1: active(restart required) 4-port 40GBASE-R(QSFP+) retry:0 Average:14Gbps/200Gbps Peak:15Gbps at 08:10:30 Port1: active up 40GBASE-LR4 0012.e240.0a04 QSFP+ connect Time-since-last-status-change:10:30:30 Bandwidth:40000000kbps Average out:7Gbps Average in:7Gbps Peak out:8Gbps at 08:10:30 Peak in:7Gbps at 08:10:30 Output rate:6.0Gbps 5.0kpps Input rate:6.0Gbps 5.0kpps Flow control send :on Flow control receive:on TPID:8100 Frame size:1518 Octets retry:0 Interface name:ftygeth1/1 Lane mapping:00010203 description:test lab area network Track-Target:TRACK10 ID:30001 State:Up [Out octets/packets counter] Octets : 0 Unicast packets : 0 Multicast packets : 0 Broadcast packets : 0 Pause packets : 0 64 packets : 0 65-127 packets : 0 128-255 packets : 0 256-511 packets : 0 512-1023 packets : 0 1024-1518 packets : 0 [In octets/packets counter] Octets : 0 Unicast packets : 0 Multicast packets : 0 Broadcast packets : 0 Pause packets : 0 64 packets : 0 65-127 packets : 0 128-255 packets : 0 256-511 packets : 0 512-1023 packets : 0 1024-1518 packets : 0 [Out line error counter] Underrun/Overrun : 0 Error frames : 0 [In line error counter] CRC errors : 0 Alignment : 0 Fragments : 0 Jabber : 0 Underrun/Overrun : 0 Symbol errors : 0 Short frames : 0 Long frames : 0 Error frames : 0 [Line fault counter] Signal detect errors : 0 Transceiver notconnect : 0 LOS of sync : 0 LOS of alignment : 0 HI_BER : 0 LF : 0 RF : 0 Signal detect errors in operational state : 0 Transceiver notconnect in operational state : 0 LOS of sync in operational state : 0 LOS of alignment in operational state : 0 HI_BER in operational state : 0 LF in operational state : 0 RF in operational state : 0 Lane 0-3 BIP error : 0 : 0 : 0 : 0 > |
[表示説明]
NIF情報表示内容については,show nifコマンドの「表12‒1 NIF情報表示内容」を参照してください。
表示項目 |
表示内容 |
表示詳細情報 |
|
---|---|---|---|
Port |
ポート番号 |
||
ポート状態 |
active up |
運用中(正常動作中) |
|
active down |
運用中(回線障害発生中) |
||
initialize |
初期化中 |
||
fault |
障害中 |
||
inactive |
|
||
disable |
コンフィグレーションコマンドshutdownによる運用停止状態 |
||
disable(track) |
トラッキング連携による運用停止状態 |
||
standby |
リンクアグリゲーションのスタンバイリンク機能による運用待機状態 |
||
suspend |
次の要因でポートの起動を抑止している状態
|
||
unused |
未使用(コンフィグレーション未設定) |
||
mismatch |
搭載されているNIFとコンフィグレーションが不一致 |
||
回線種別 |
40GBASE-SR4 |
40GBASE-SR4 |
|
40GBASE-LR4 |
40GBASE-LR4 |
||
- |
回線種別が不明です。 次の場合に本表示となります。
|
||
MACアドレス |
該当ポートのMACアドレス |
||
トランシーバ種別 |
QSFP+ |
QSFP+ |
|
トランシーバ状態 |
connect |
搭載 |
|
notconnect |
未搭載 |
||
not support |
未サポートのトランシーバが搭載 |
||
fault |
障害中 |
||
- |
トランシーバ状態が不明です。 次の場合に本表示となります。
|
||
Time-since-last-status-change |
状態が変化してからの経過時間を表示。 hh:mm:ss(24時間以内の場合:hh=時,mm=分,ss=秒) dd.hh:mm:ss(24時間を超えた場合:dd=日数,hh=時,mm=分,ss=秒) Over 100 days(100日以上経過している場合) |
||
Bandwidth |
回線の帯域幅を"kbps"で表示。 コンフィグレーションコマンドbandwidthが設定されていない場合は該当ポートの回線速度を表示します。設定されている場合はその設定値を表示します。ただし,本設定によって該当ポートが帯域制御されることはありません。 |
||
Average out |
コマンドを実行した時刻の前1分の平均の該当回線送信側使用帯域を表示。 本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位を四捨五入して表示。10000Mbps以上はGbpsで表示。 bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 |
||
Average in |
コマンドを実行した時刻の前1分の平均の該当回線受信側使用帯域を表示。 本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位を四捨五入して表示。10000Mbps以上はGbpsで表示。 bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 |
||
Peak out |
コマンドを実行した時刻の前24時間の該当回線送信側最大使用帯域および時刻(時:分:秒)を表示。 本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位を四捨五入して表示。10000Mbps以上はGbpsで表示。 bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 |
||
Peak in |
コマンドを実行した時刻の前24時間の該当回線受信側最大使用帯域および時刻(時:分:秒)を表示。 本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位を四捨五入して表示。10000Mbps以上はGbpsで表示。 bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 |
||
Output rate※1 |
コマンドを実行した時刻の前1秒間の該当回線送信スループットを,小数点第二位を四捨五入してbpsおよびppsで表示。 bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 |
||
Input rate※1 |
コマンドを実行した時刻の前1秒間の該当回線受信スループットを,小数点第二位を四捨五入してbpsおよびppsで表示。 bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 |
||
Flow control send※2 |
on |
ポーズパケットを送信します。 |
|
off |
ポーズパケットを送信しません。 |
||
Flow control receive※2 |
on |
ポーズパケットを受信します。 |
|
off |
ポーズパケットを受信しません。 |
||
TPID |
該当ポートでVLANを識別するTagProtocolIDentifier値を表示。 |
||
Frame size※3 |
該当ポートの最大フレーム長をオクテットで表示。 最大フレーム長はMACヘッダからDATAおよびPADまでを示します。 |
||
retry |
該当ポートが障害によって再起動した回数。※4 |
||
Interface name |
該当ポートに割り付けられた名称を表示。 |
||
Lane mapping |
PCSレーン番号の割り付けを表示。 |
||
description |
descriptionコンフィグレーションの内容を示します。 descriptionコンフィグレーションは,該当ポートに関する利用目的などをコメントとして設定できる情報です。なお,descriptionコンフィグレーションを設定していない場合は表示しません。 |
||
Track-Target |
該当ポートに連携しているトラック名。 代替連携を設定している場合は(not)を付加して表示します。なお,トラッキング連携を設定していない場合は表示しません。 |
||
ID |
該当ポートに連携しているトラックID。 |
||
State |
Up |
トラック状態:Up |
|
Down |
トラック状態:Down |
- 注※1 表示する値が10000未満の場合,小数点を表示しません。
-
表示する値が10000以上の場合,次のように表示する値によって表示単位が変わります。
-
表示する値が10000以上の場合,表示単位はk
-
表示する値が10000k以上の場合,表示単位はM
-
表示する値が10000M以上の場合,表示単位はG
この場合,小数点第一位までを表示します。
-
注※2 ポート状態がactive up以外の場合は,常にoff表示になります。
注※3 ポート状態がactive up以外の場合は,常に-表示になります。
注※4 該当ポートが障害によって再起動した回数は,1時間ごとに初期化されます。また,ポート状態がsuspendになった場合も初期化されます。
表示項目 |
表示内容 |
|
---|---|---|
分類 |
[Out octets/packets counter] |
送信統計情報 |
[In octets/packets counter] |
受信統計情報 |
|
[Out line error counter] |
送信系エラー統計情報 |
|
[In line error counter] |
受信系エラー統計情報 |
|
[Line fault counter] |
障害統計情報 |
|
送信/受信統計情報詳細項目 |
Octets |
オクテット数 オクテット数の算出には,badパケットを含むMACヘッダのDAフィールドからFCSまでの範囲を使用しています。 |
Unicast packets |
ユニキャスト・パケット数 送受信系エラー統計を含みません。 |
|
Multicast packets |
マルチキャスト・パケット数 送受信系エラー統計を含みません。 なお,ポーズパケットを送受信した場合もカウントされます。 |
|
Broadcast packets |
ブロードキャスト・パケット数 送受信系エラー統計を含みません。 |
|
Pause packets |
ポーズパケット数 |
|
64 packets |
フレーム長が64オクテットのパケット数※1 送受信系エラー統計を含みます。 |
|
65-127 packets |
フレーム長が65〜127オクテットのパケット数※1 送受信系エラー統計を含みます。 |
|
128-255 packets |
フレーム長が128〜255オクテットのパケット数※1 送受信系エラー統計を含みます。 |
|
256-511 packets |
フレーム長が256〜511オクテットのパケット数※1 送受信系エラー統計を含みます。 |
|
512-1023 packets |
フレーム長が512〜1023オクテットのパケット数※1 送受信系エラー統計を含みます。 |
|
1024-1518 packets |
フレーム長が1024オクテット以上のパケット数※1 送受信系エラー統計(Jabber,Long framesは除く)を含みます。 |
|
送信系エラー統計情報詳細項目 |
Underrun/Overrun |
アンダーランおよびオーバーラン発生回数 |
Error frames |
エラーによって廃棄されたフレームの総数 |
|
受信系エラー統計情報詳細項目 |
CRC errors |
正しいフレーム長で,かつFCSチェックで検出された回数※1 |
Alignment |
正しいフレーム長ではなく,かつFCSチェックで検出された回数※1 |
|
Fragments |
ショートフレーム(フレーム長64オクテット未満)で,かつFCSエラー,またはAlignmentエラー発生回数※1 |
|
Jabber |
ロングフレーム(最大フレーム長を超えたフレーム)で,かつFCSエラー,またはAlignmentエラー発生回数※1 |
|
Underrun/Overrun |
アンダーランおよびオーバーラン発生回数 |
|
Symbol errors |
シンボルエラー発生回数 |
|
Short frames |
フレーム長未満のパケット受信回数※1 |
|
Long frames |
フレーム長を超えたパケット受信回数※1 |
|
Error frames |
エラーによって廃棄されたフレームの総数 |
|
障害統計情報詳細項目 |
Signal detect errors |
信号線未検出の回数 |
Transceiver notconnect |
トランシーバ抜去発生回数 |
|
LOS of sync |
同期はずれ発生回数 |
|
LOS of alignment |
アライメント損失発生回数 |
|
HI_BER |
HI_BER(High Bit Error Rate)発生回数 |
|
LF |
LF(Local Fault)発生回数 |
|
RF |
RF(Remote Fault)発生回数 |
|
Signal detect errors in operational state |
通信中障害(信号線未検出)の発生回数 |
|
Transceiver notconnect in operational state |
通信中障害(トランシーバ抜去)の発生回数 |
|
LOS of sync in operational state |
通信中障害(同期はずれ)発生回数 |
|
LOS of alignment in operational state |
通信中障害(アライメント損失)発生回数 |
|
HI_BER in operational state |
通信中障害(HI_BER)発生回数 |
|
LF in operational state |
通信中障害(LF)発生回数 |
|
RF in operational state |
通信中障害(RF)発生回数 |
|
Lane 0〜3 BIP error |
Lane0〜3 BIPエラー検出回数※2 |
注※1 フレーム長とはMACヘッダからFCSまでを示します。
注※2 ケーブルを抜き差ししたときにカウントすることがあります。
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
メッセージ |
内容 |
---|---|
The command cannot be executed in the standby system. |
このコマンドは待機系では実行できません。 |
The command cannot be executed. Try again. |
コマンドを実行できません。再実行してください。 |
The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration. |
このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。 |
The NIF number is invalid. (NIF number = <nif no.>) |
NIF番号が範囲外です。指定パラメータを確認してください。 <nif no.>:NIF番号 |
The NIF that controls the specified port is not supported. (NIF/port = <nif no.>/<port no.>) |
指定されたポートを制御するNIFが未サポートです。指定パラメータを確認してください。 <nif no.>:NIF番号 <port no.>:ポート番号 |
The port number is invalid. (port number = <port no.>) |
ポート番号が範囲外です。指定パラメータを確認してください。 <port no.>:ポート番号 |
The specified NIF is not connected. (NIF = <nif no.>) |
指定NIFは未搭載,または未使用です。指定パラメータを確認してください。 <nif no.>:NIF番号 |
The specified port is not a 40GBASE-R port. (NIF/port = <nif no.>/<port no.>) |
指定されたポートは40GBASE-Rではありません。指定パラメータを確認してください。 <nif no.>:NIF番号 <port no.>:ポート番号 |
There is no operational port. |
実行可能なポートはありません。指定パラメータを確認してください。 |
[注意事項]
-
次の場合,平均使用帯域,最大使用帯域および統計情報のカウンタ値はクリアされます。
-
PRUの再起動時
-
PRUのハードウェア障害時
-
PRUに対して,inactivate pruコマンドでinactive状態を指示した場合
-
PRUに対して,コンフィグレーションコマンドno power enableでdisable状態を指示した場合
-
NIFの再起動時
-
NIFのハードウェア障害時
-
NIFに対して,inactivate nifコマンドでinactive状態を指示したあとに,activate nifコマンドでinactive状態の解除を指示した場合
-
NIFに対して,コンフィグレーションコマンドno power enableでdisable状態を指示したあとに,コンフィグレーションコマンドpower enableでdisable状態の解除を指示した場合
-
-
clear countersコマンドを実行すると,統計情報のカウンタ値はクリアされます。