show interfaces (10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T)
イーサネットの情報を表示します。
[入力形式]
show interfaces gigabitethernet <nif no.>/<port no.> [detail]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- gigabitethernet
-
最大回線速度が1Gbit/sの10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tイーサネットインタフェースを指定します。
- <nif no.>/<port no.>
-
NIF番号,ポート番号を指定します。指定できる値の範囲は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- detail
-
詳細な統計情報を表示します。
- 本パラメータ省略時の動作
-
通常の統計情報を表示します。
[実行例]
> show interfaces gigabitethernet 1/1 Date 20XX/04/01 12:00:00 UTC NIF1 : active(restart required) 12-port 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T retry:0 Average:700Mbps/24Gbps Peak:750Mbps at 08:10:30 Port1: active up 1000BASE-T full(auto) 0012.e240.0a04 Time-since-last-status-change:10:30:30 Bandwidth:1000000kbps Average out:350Mbps Average in:350Mbps Peak out:380Mbps at 08:10:30 Peak in:370Mbps at 08:10:30 Output rate:290.0Mbps 340pps Input rate:290.0Mbps 340pps Flow control send :on Flow control receive:on TPID:8100 Frame size:1518 Octets retry:1 Interface name:geth1/1 description:test lab area network Track-Target:TRACK10 ID:30001 State:Up [Out octets/packets counter] Octets : 0 Unicast packets : 0 Multicast packets : 0 Broadcast packets : 0 Pause packets : 0 [In octets/packets counter] Octets : 0 Unicast packets : 0 Multicast packets : 0 Broadcast packets : 0 Pause packets : 0 [Out line error counter] Late collision : 0 Single collision : 0 Multiple collisions : 0 Excessive collisions : 0 Carrier sense lost : 0 Defer indication : 0 Excessive deferral : 0 Underrun : 0 PE-NIF errors : 0 PE-NIF discards : 0 Error frames : 0 [In line error counter] CRC errors : 0 Alignment : 0 Fragments : 0 Jabber : 0 Symbol errors : 0 Short frames : 0 Long frames : 0 PE-NIF errors : 0 PE-NIF discards : 0 Error frames : 0 [Line fault counter] MDI cross over changed : 0 Link down : 0 Link down in operational state : 0 > |
> show interfaces gigabitethernet 1/1 detail Date 20XX/04/01 12:00:00 UTC NIF1 : active(restart required) 12-port 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T retry:0 Average:700Mbps/24Gbps Peak:750Mbps at 08:10:30 Port1: active up 1000BASE-T full(auto) 0012.e240.0a04 Time-since-last-status-change:10:30:30 Bandwidth:1000000kbps Average out:350Mbps Average in:350Mbps Peak out:380Mbps at 08:10:30 Peak in:370Mbps at 08:10:30 Output rate:290.0Mbps 340pps Input rate:290.0Mbps 340pps Flow control send :on Flow control receive:on TPID:8100 Frame size:1518 Octets retry:1 Interface name:geth1/1 description:test lab area network Track-Target:TRACK10 ID:30001 State:Up [Out octets/packets counter] Octets : 0 Unicast packets : 0 Multicast packets : 0 Broadcast packets : 0 Pause packets : 0 64 packets : 0 65-127 packets : 0 128-255 packets : 0 256-511 packets : 0 512-1023 packets : 0 1024-1518 packets : 0 [In octets/packets counter] Octets : 0 Unicast packets : 0 Multicast packets : 0 Broadcast packets : 0 Pause packets : 0 64 packets : 0 65-127 packets : 0 128-255 packets : 0 256-511 packets : 0 512-1023 packets : 0 1024-1518 packets : 0 : : : > |
[表示説明]
NIF情報表示内容については,show nifコマンドの「表12‒1 NIF情報表示内容」を参照してください。
表示項目 |
表示内容 |
表示詳細情報 |
---|---|---|
Port |
ポート番号 |
|
ポート状態 |
active up |
運用中(正常動作中) |
active down |
運用中(回線障害発生中) |
|
initialize |
初期化中またはネゴシエーション確立待ち(オートネゴシエーション機能が動作中) |
|
fault |
障害中 |
|
inactive |
|
|
disable |
コンフィグレーションコマンドshutdownによる運用停止状態 |
|
disable(track) |
トラッキング連携による運用停止状態 |
|
standby |
リンクアグリゲーションのスタンバイリンク機能による運用待機状態 |
|
suspend |
次の要因でポートの起動を抑止している状態
|
|
unused |
未使用(コンフィグレーション未設定) |
|
mismatch |
搭載されているNIFとコンフィグレーションが不一致 |
|
回線種別 |
10BASE-T half |
10BASE-T半二重 |
10BASE-T half(auto) |
10BASE-T半二重 (オートネゴシエーションによって,上記回線種別となりました) |
|
10BASE-T full |
10BASE-T全二重 |
|
10BASE-T full(auto) |
10BASE-T全二重 (オートネゴシエーションによって,上記回線種別となりました) |
|
100BASE-TX half |
100BASE-TX半二重 |
|
100BASE-TX half(auto) |
100BASE-TX半二重 (オートネゴシエーションによって,上記回線種別となりました) |
|
100BASE-TX full |
100BASE-TX全二重 |
|
100BASE-TX full(auto) |
100BASE-TX全二重 (オートネゴシエーションによって,上記回線種別となりました) |
|
1000BASE-T full(auto) |
1000BASE-T全二重 (オートネゴシエーションによって,上記回線種別となりました) |
|
- |
回線種別が不明です。 次の場合に本表示となります。
|
|
MACアドレス |
該当ポートのMACアドレス |
|
トランシーバ種別 |
SFP |
SFP |
トランシーバ状態 |
connect |
搭載 |
notconnect |
未搭載 |
|
not support |
未サポートのトランシーバが搭載 |
|
fault |
障害中 |
|
- |
トランシーバ状態が不明です。 次の場合に本表示となります。
|
|
Time-since-last-status-change |
状態が変化してからの経過時間を表示。 hh:mm:ss(24時間以内の場合:hh=時,mm=分,ss=秒) dd.hh:mm:ss(24時間を超えた場合:dd=日数,hh=時,mm=分,ss=秒) Over 100 days(100日以上経過している場合) |
|
Bandwidth |
回線の帯域幅を"kbps"で表示。 コンフィグレーションコマンドbandwidthが設定されていない場合は,該当ポートの回線速度を表示します※1。設定されている場合は,その設定値を表示します。ただし,本設定によって該当ポートが帯域制御されることはありません。 |
|
Average out |
コマンドを実行した時刻の前1分の平均の該当回線送信側使用帯域を表示。 本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位を四捨五入して表示。 bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 |
|
Average in |
コマンドを実行した時刻の前1分の平均の該当回線受信側使用帯域を表示。 本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位を四捨五入して表示。 bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 |
|
Peak out |
コマンドを実行した時刻の前24時間の該当回線送信側最大使用帯域および時刻(時:分:秒)を表示。 本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位を四捨五入して表示。 bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 |
|
Peak in |
コマンドを実行した時刻の前24時間の該当回線受信側最大使用帯域および時刻(時:分:秒)を表示。 本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位を四捨五入して表示。 bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 |
|
Output rate※2 |
コマンドを実行した時刻の前1秒間の該当回線送信スループットを,小数点第二位を四捨五入してbpsおよびppsで表示。 bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 |
|
Input rate※2 |
コマンドを実行した時刻の前1秒間の該当回線受信スループットを,小数点第二位を四捨五入してbpsおよびppsで表示。 bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 |
|
Flow control send※3 |
on |
ポーズパケットを送信します。 |
off |
ポーズパケットを送信しません。 |
|
Flow control receive※3 |
on |
ポーズパケットを受信します。 |
off |
ポーズパケットを受信しません。 |
|
TPID |
該当ポートでVLANを識別するTagProtocolIDentifier値を表示。 |
|
Frame size※4 |
該当ポートの最大フレーム長をオクテットで表示。 最大フレーム長はMACヘッダからDATAおよびPADまでを示します。 |
|
retry |
該当ポートが障害によって再起動した回数。※5 |
|
Interface name |
該当ポートに割り付けられた名称を表示。 |
|
description |
descriptionコンフィグレーションの内容を示します。 descriptionコンフィグレーションは,該当ポートに関する利用目的などをコメントとして設定できる情報です。なお,descriptionコンフィグレーションを設定していない場合は表示しません。 |
|
Track-Target |
該当ポートに連携しているトラック名。 代替連携を設定している場合は(not)を付加して表示します。なお,トラッキング連携を設定していない場合は表示しません。 |
|
ID |
該当ポートに連携しているトラックID。 |
|
State |
Up |
トラック状態:Up |
Down |
トラック状態:Down |
- 注※1
-
ポート状態がactive up以外の場合,複数の速度を持つポートでは,最速値を表示します。ただし,SFP+/SFP共用ポートの場合は,コンフィグレーションコマンドspeedで設定した回線速度を表示します。
- 注※2
-
表示する値が10000未満の場合,小数点を表示しません。
表示する値が10000以上の場合,次のように表示する値によって表示単位が変わります。
・表示する値が10000以上の場合,表示単位はk
・表示する値が10000k以上の場合,表示単位はM
この場合,小数点第一位までを表示します。
- 注※3
-
ポート状態がactive up以外の場合は,常にoff表示になります。
- 注※4
-
ポート状態がactive up以外の場合は,常に-表示になります。
- 注※5
-
該当ポートが障害によって再起動した回数は,1時間ごとに初期化されます。また,ポート状態がsuspendになった場合も初期化されます。
表示項目 |
表示内容 |
|
---|---|---|
分類 |
[Out octets/packets counter] |
送信統計情報 |
[In octets/packets counter] |
受信統計情報 |
|
[Out line error counter] |
送信系エラー統計情報 |
|
[In line error counter] |
受信系エラー統計情報 |
|
[Line fault counter] |
障害統計情報 |
|
送信/受信統計情報詳細項目 |
Octets |
オクテット数 オクテット数の算出には,badパケットを含むMACヘッダのDAフィールドからFCSまでの範囲を使用しています。 |
Unicast packets |
ユニキャスト・パケット数 送信側:送信系エラー統計を含みます。 受信側:受信系エラー統計を含みません。 |
|
Multicast packets |
マルチキャスト・パケット数 送受信系エラー統計を含みません。 なお,ポーズパケットを送受信した場合もカウントされます。 |
|
Broadcast packets |
ブロードキャスト・パケット数 送受信系エラー統計を含みません。 |
|
Pause packets |
ポーズパケット数 |
|
64 packets |
フレーム長が64オクテットのパケット数※1 送受信系エラー統計を含みます。 |
|
65-127 packets |
フレーム長が65〜127オクテットのパケット数※1 送受信系エラー統計を含みます。 |
|
128-255 packets |
フレーム長が128〜255オクテットのパケット数※1 送受信系エラー統計を含みます。 |
|
256-511 packets |
フレーム長が256〜511オクテットのパケット数※1 送受信系エラー統計を含みます。 |
|
512-1023 packets |
フレーム長が512〜1023オクテットのパケット数※1 送受信系エラー統計を含みます。 |
|
1024-1518 packets |
フレーム長が1024オクテット以上のパケット数※1 送受信系エラー統計(Jabber,Long framesは除く)を含みます。 |
|
送信系エラー統計情報詳細項目 |
Late collision |
512ビット時間経過後で,コリジョンを検出した回数 |
Single collision |
1回のコリジョンだけで送信が成功した回数 |
|
Multiple collisions |
2回以上のコリジョンで送信が成功した回数 |
|
Excessive collisions |
過度の衝突(16回)による転送失敗数 |
|
Carrier sense lost |
送信時にキャリアがなかった回数 |
|
Defer indication |
伝送路ビジーによって最初の送信が遅れた回数 |
|
Excessive deferral |
過剰遅延発生回数 |
|
Underrun |
アンダーラン発生回数 |
|
PE-NIF errors |
PE-NIF内でフレームのフォーマット異常によって廃棄されたフレーム数 |
|
PE-NIF discards |
Ethernetフレームとしては正常なフォーマットだが,PE-NIF内で廃棄されたフレーム数 |
|
Error frames |
エラーによって廃棄されたフレームの総数(Late collision,Excessive collisions,Carrier sense lost,Excessive deferral,Underrunの合算値) |
|
受信系エラー統計情報詳細項目 |
CRC errors |
正しいフレーム長で,かつFCSチェックで検出された回数※1※2 |
Alignment |
正しいフレーム長ではなく,かつFCSチェックで検出された回数※1※2 |
|
Fragments |
ショートフレーム(フレーム長64オクテット未満)で,かつFCSエラー,またはAlignmentエラー発生回数※1※2 |
|
Jabber |
ロングフレーム(最大フレーム長を超えたフレーム)で,かつFCSエラー,またはAlignmentエラー発生回数※1※2 |
|
Symbol errors |
シンボルエラー発生回数 |
|
Short frames |
フレーム長未満のパケット受信回数※1 |
|
Long frames |
フレーム長を超えたパケット受信回数※1 |
|
PE-NIF errors |
PE-NIF内でフレームのフォーマット異常によって廃棄されたフレーム数 |
|
PE-NIF discards |
Ethernetフレームとしては正常なフォーマットだが,PE-NIF内で廃棄されたフレーム数 |
|
Error frames |
エラーによって廃棄されたフレームの総数(CRC errors,Fragments,Jabber,Symbol errors,Short frames,Long framesの合計値) |
|
障害統計情報詳細項目 |
MDI cross over changed |
ツイストペアケーブルの送信と受信ピンの交換回数 |
Link down |
リンク不確立回数 |
|
Link down in operational state |
通信中障害(リンク不確立)発生回数 |
注※1 フレーム長とはMACヘッダからFCSまでを示します。
注※2 NL1G-12Tではポートがupしたときにカウントすることがあります。
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
メッセージ |
内容 |
---|---|
The command cannot be executed in the standby system. |
このコマンドは待機系では実行できません。 |
The command cannot be executed. Try again. |
コマンドを実行できません。再実行してください。 |
The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration. |
このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。 |
The NIF number is invalid. (NIF number = <nif no.>) |
NIF番号が範囲外です。指定パラメータを確認してください。 <nif no.>:NIF番号 |
The NIF that controls the specified port is not supported. (NIF/port = <nif no.>/<port no.>) |
指定されたポートを制御するNIFが未サポートです。指定パラメータを確認してください。 <nif no.>:NIF番号 <port no.>:ポート番号 |
The port number is invalid. (port number = <port no.>) |
ポート番号が範囲外です。指定パラメータを確認してください。 <port no.>:ポート番号 |
The specified NIF is not connected. (NIF = <nif no.>) |
指定NIFは未搭載,または未使用です。指定パラメータを確認してください。 <nif no.>:NIF番号 |
The specified port is not a gigabit Ethernet port. (NIF/port = <nif no.>/<port no.>) |
指定されたポートは10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tではありません。指定パラメータを確認してください。 <nif no.>:NIF番号 <port no.>:ポート番号 |
There is no operational port. |
実行可能なポートはありません。指定パラメータを確認してください。 |
[注意事項]
-
次の場合,平均使用帯域,最大使用帯域および統計情報のカウンタ値はクリアされます。
-
PRUの再起動時
-
PRUのハードウェア障害時
-
PRUに対して,inactivate pruコマンドでinactive状態を指示した場合
-
PRUに対して,コンフィグレーションコマンドno power enableでdisable状態を指示した場合
-
NIFの再起動時
-
NIFのハードウェア障害時
-
NIFに対して,inactivate nifコマンドでinactive状態を指示したあとに,activate nifコマンドでinactive状態の解除を指示した場合
-
NIFに対して,コンフィグレーションコマンドno power enableでdisable状態を指示したあとに,コンフィグレーションコマンドpower enableでdisable状態の解除を指示した場合
-
-
clear countersコマンドを実行すると,統計情報のカウンタ値はクリアされます。