17.1.5 ポート帯域制御
ポート帯域制御は,スケジューリングを実施したあとに該当ポートに指定した送信帯域にシェーピングする機能です。この制御を使用して,広域イーサネットサービスなどへ接続できます。
例えば,ポート帯域が1Gbit/sでISPとの契約帯域が400Mbit/sの場合,ポート帯域制御を使用してあらかじめ帯域を400Mbit/s以下に抑えてフレームを送信できます。
ポート帯域制御の仕様を次の表に示します。
設定単位 |
設定範囲 |
刻み値 |
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G単位 |
1G〜100Gbit/s |
1Gbit/s |
M単位 |
1M〜100000Mbit/s |
1Mbit/s |
k単位 |
10k〜100000000kbit/s |
10kbit/s |
ポート帯域制御の対象となるフレームの範囲は,フレーム間ギャップからFCSまでです。ポート帯域制御の対象範囲を次の図に示します。
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