運用コマンドレファレンス Vol.3


clear ipv6 mld standby

BCU二重化構成による運用時に,待機系のIPv6マルチキャスト同期情報をいったんクリアして,運用系のMLDマルチキャストグループ情報を待機系へ再同期します。

[入力形式]

clear ipv6 mld standby

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

なし

[実行例]

図14‒35 IPv6マルチキャストグループメンバシップ情報の再同期
> clear ipv6 mld standby

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表14‒24 clear ipv6 mld standbyコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

A program error occurred. Retry the command. (error = <error message>)

プログラムエラーが発生しました。コマンドを再実行してください。

<error message>:エラー部位

The command cannot be executed because standby BCU is inactivated or not connected.

待機系BCUが停止中または未搭載のため実行できません。

The command cannot be executed because the nonstop-forwarding functionality is disabled.

IPv6無停止マルチキャスト中継機能が無効であるため実行できません。

The command cannot be executed in the standby system.

このコマンドは待機系では実行できません。

The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration.

このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。

The connection with the IPv6 multicast routing program failed.

IPv6マルチキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。

IPv6マルチキャストルーティング機能を有効にしたにもかかわらずこのメッセージが出るときは,コマンドを再実行またはコンフィグレーションを確認してください。

[注意事項]

  1. 本コマンドは,BCU二重化構成時の運用系BCUだけで実行できます。