運用コマンドレファレンス Vol.3


clear ip interface statistics

IPインタフェースのIPv4統計情報を0クリアします。

[入力形式]

clear ip interface [vrf {<vrf id> | all}] statistics
clear ip interface <interface type> <interface number> statistics
clear ip interface null 0 statistics

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

vrf {<vrf id> | all}

VRFが設定されているインタフェースのIPv4統計情報を0クリアします。

<vrf id>を指定した場合は,該当する<vrf id>が設定されているインタフェースのIPv4統計情報を0クリアします。

allを指定した場合は,グローバルネットワークを含む全インタフェース(Nullインタフェースを除く)のIPv4統計情報を0クリアします。

<vrf id>にはコンフィグレーションコマンドで設定されたVRF IDを指定してください。

本パラメータ省略時の動作

グローバルネットワークのインタフェースのIPv4統計情報を0クリアします。

<interface type> <interface number>

指定したインタフェースのIPv4統計情報を0クリアします。

<interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。

  • イーサネットインタフェース

  • イーサネットサブインタフェース

  • ポートチャネルインタフェース

  • ポートチャネルサブインタフェース

  • VLANインタフェース

null 0

NullインタフェースのIPv4統計情報を0クリアします。

[実行例]

図2‒7 グローバルネットワークのIPv4統計情報の0クリア
> clear ip interface statistics
>
図2‒8 指定したインタフェースのIPv4統計情報の0クリア
> clear ip interface gigabitethernet 2/2.50 statistics
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表2‒9 clear ip interface statisticsコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

The command cannot be executed in the standby system.

このコマンドは待機系では実行できません。

The command cannot be executed. Try again.

コマンドを実行できません。再実行してください。

The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration.

このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。

The specified interface does not exist.

指定したインタフェースは存在しません。指定パラメータを確認して再実行してください。

The specified interface type is incorrect.

指定した<interface type>が不正です。指定パラメータを確認して再実行してください。

The specified VRF does not exist. (VRF = <vrf id>)

指定したVRFは存在しません。

<vrf id>:VRF ID

[注意事項]

なし