clear cfm fault
CFMの障害情報をクリアします。
[入力形式]
- IEEE802.1ag
clear cfm fault [domain-level <level> [ma <no.> [mep <mepid>]]]
- ITU-T Y.1731
clear cfm fault [mel <level> [meg <no.> [mep <mepid>]]]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- domain-level <level> (IEEE802.1ag規格)
-
指定したドメインレベルに関する障害情報をクリアします。指定できる値の範囲は0〜7です。
- ma <no.> (IEEE802.1ag規格)
-
指定したMA識別番号に関する障害情報をクリアします。指定できる値の範囲は0〜65535です。
- mel <level> (ITU-T Y.1731規格)
-
指定したMEGレベルに関する障害情報をクリアします。指定できる値の範囲は0〜7です。
- meg <no.> (ITU-T Y.1731規格)
-
指定したMEG識別番号に関する障害情報をクリアします。指定できる値の範囲は0〜65535です。
- mep <mepid>
-
指定したMEP IDに関する障害情報をクリアします。指定できる値の範囲は1〜8191です。
- 各パラメータ省略時の動作
-
本コマンドは,パラメータを指定してその条件に該当する情報だけをクリアできます。パラメータを指定しない場合は,条件を限定しないで情報をクリアします。複数のパラメータを指定した場合は,それぞれの条件に同時に該当する情報をクリアします。
- すべてのパラメータ省略時の動作
-
すべての障害情報をクリアします。
[実行例]
> clear cfm fault > |
[表示説明]
なし
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
メッセージ |
内容 |
---|---|
The command cannot be executed in the standby system. |
このコマンドは待機系では実行できません。 |
The command cannot be executed. Try again. |
コマンドを実行できません。再実行してください。 |
The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration. |
このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。 |
The specified CFM is not configured. |
CFMが設定されていません。コンフィグレーションを確認してください。 |
[注意事項]
-
TimeoutまたはLOC発生時に本コマンドで障害情報をクリアした場合,IEEE802.1ag規格とITU-T Y.1731規格では,クリア後の動作に次のような違いがあります。
- IEEE802.1ag規格の場合
-
該当するリモートMEPのTimeoutの障害情報をクリアしたあと,CCMを受信するまでTimeoutを検出しません。CCMを受信して障害から復旧したあと,Timeoutを検出したときに障害と見なします。
- ITU-T Y.1731規格の場合
-
該当するリモートMEPのLOCの障害情報をクリアしたあと,CCMを受信するまでLOCを再検出します。このため,LOCの障害情報が残り続けるように見えます。該当するリモートMEP情報をclear cfm remote-mepコマンドでクリアすると,LOCを再検出しなくなります。