運用コマンドレファレンス Vol.2


clear qos queueing port

show qos queueing portコマンドで表示する次の統計情報を0クリアします。

[入力形式]

clear qos queueing port <port list> [{in | out}]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

<port list>

指定したイーサネットインタフェースのキュー統計情報を0クリアします。

ポート番号はリスト形式で指定して,リストに指定したイーサネットインタフェースのうち0クリアできるキュー統計情報をすべて0クリアします。<port list>の指定方法および値の指定範囲については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

{in | out}

指定したイーサネットインタフェースの受信側または送信側を対象として,キュー統計情報を0クリアします。

in

受信側を指定します。

out

送信側を指定します。

本パラメータ省略時の動作

指定したイーサネットインタフェースの受信側と送信側の両方を対象として,キュー統計情報を0クリアします。

[実行例]

図9‒30 ポート送信キューの統計情報クリア
> clear qos queueing port 1/1 out
Date 20XX/01/01 12:00:00 UTC
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表9‒27 clear qos queueing portコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

The command cannot be executed in the standby system.

このコマンドは待機系では実行できません。

The command cannot be executed. Try again.

コマンドを実行できません。再実行してください。

The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration.

このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。

The specified NIF number is invalid. (NIF number = <nif no.>)

指定したNIF番号が不正です。指定したパラメータを確認して再実行してください。

<nif no.>:NIF番号

The specified port number is invalid. (port number = <port no.>)

指定したポート番号が不正です。指定したパラメータを確認して再実行してください。

<port no.>:ポート番号

There is no operational NIF.

実行できるNIFがありません。指定したNIFがactive状態であること,および対象NIF種別であることを確認して再実行してください。

There is no operational port.

実行できるポートがありません。指定したポートがポートシェーパであることを確認して再実行してください。

[注意事項]

  1. 本コマンドを実行して統計情報を0クリアした場合,axPortQueueグループ内の統計情報およびキューのパケットバッファ過去最大使用数も0クリアされます。

  2. 階層化シェーパを設定したポートの,ポート送信キューは対象外です。