運用コマンドレファレンス Vol.1


show sntp status

SNTPサーバとの同期状態を表示します。

[入力形式]

show sntp status

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

なし

[実行例]

図8‒6 SNTPサーバとの同期状態表示
> show sntp status
Date 20XX/05/01 12:00:00 UTC
Last SNTP Status
Current server : 192.168.1.100 VRF 30
Status : synchronize
Mode : Unicast, Lapsed time : 14(s), Offset : 1(s)
Poll interval : 16
Configured SNTP Status
 SNTP server 2001:db8::1 priority 50
 SNTP server 2001:db5::100 VRF 10 priority 20
*SNTP server 192.168.1.100 VRF 30 priority 10
 SNTP broadcast 192.168.10.255 VRF 20
>

[表示説明]

表8‒7 show sntp statusコマンドの表示内容

表示項目

表示内容

Last SNTP Status

最後に参照したSNTPサーバの状態

Current server

現在参照しているSNTPサーバのIPv4アドレスまたはIPv6アドレス

-:参照しているSNTPサーバがない

VRF

現在参照しているSNTPサーバのVRF ID

Status

現在参照しているSNTPサーバとの同期状態

synchronize:参照しているSNTPサーバと同期

not synchronize (<reason>):参照しているSNTPサーバと非同期(非同期の理由)

[非同期の理由の意味]

(timeout):SNTPサーバからの応答が5秒以上

(too large offset):SNTPサーバとの時刻のずれが1000秒以上

(auth error):認証情報が不一致のパケットを受信

(bad versoin):バージョンが不一致のパケットを受信

(protocol error):不正なSNTPパケットを受信

(receive kod packet):SNTPサーバからKoD(クライアントからの問い合わせ拒絶)パケットを受信

(discard by access-list):アクセスリストのフィルタリングによるパケットの破棄

(no select server):参照しているSNTPサーバがない

Mode

ホストのモード

Unicast:ユニキャストサーバの情報を参照

Broadcast:ブロードキャストサーバ,またはマルチキャストサーバの情報を参照

Local:本装置内の時刻を参照

-:参照しているサーバがない

Lapsed time

SNTPサーバから時刻を取得してからの経過時間(秒)

SNTPサーバから時刻を取得していない場合は"-"を表示します。

Offset

SNTPサーバとの時刻のずれ(秒)

Poll interval

ポーリング間隔(秒)

本装置内の時刻を参照している場合は"-"を表示します。

Configured SNTP Status

設定されているSNTPサーバの状態

*

現在同期中のSNTPサーバ

SNTP server

SNTPサーバのIPv4アドレスまたはIPv6アドレス

SNTP broadcast

SNTPブロードキャストサーバのIPv4アドレスまたはIPv6アドレス

VRF

SNTPサーバのVRF ID

priority

SNTPサーバの優先度

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表8‒8 show sntp statusコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

SNTP is not running.

SNTPが使用されていません。

The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration.

このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。

The connection to the SNTP server is refused. Try again.

SNTPサーバに接続できません。再実行してください。

[注意事項]

なし