運用コマンドレファレンス Vol.1


mkdir

新しいディレクトリを作成します。

[入力形式]

mkdir [<option>] <directory>
mkdir mc-dir <directory>

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

<option>

-p:親ディレクトリがない場合に,必要に応じて作成します。

本パラメータ省略時の動作

親ディレクトリがない場合はエラーとします(親ディレクトリを作成しません)。

<directory>

新規に作成するディレクトリ名を指定します。

mc-dir <directory>

MC上に新規ディレクトリを作成します。

MC上のディレクトリ名称には,英数字とハイフン(-),アンダースコア(_),ピリオド(.)が使用できます。ただし,ピリオドで終了する名称は使用できません。

[実行例]

MC上に新規ディレクトリnewdirを作成します。

>mkdir mc-dir newdir

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表4‒14 mkdirコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

The command cannot be executed. Try again.

コマンドを実行できません。再実行してください。

The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration.

このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。

The directory could not be created on the memory card.

MCへディレクトリを作成できませんでした。

空き容量など,MCの状態を確認してから再実行してください。

The memory card is busy.

ほかのプロセスがMCにアクセスしています。時間をおいて再実行してください。

The memory card is write-protected by the physical Lock switch.

MCのプロテクトスイッチが「Lock」になっていないことを確認してください。「Lock」になっている場合は,スイッチをスライドさせてから再度挿入してください。

装置のメモリカードスロットにほこりが付着していないか確認してください。ほこりが付着しているときは,乾いた布などでほこりを取ってから再度MCを挿入してください。

The memory card was not found.

MCが搭載されていません。

MCが正しく装置に挿入されているか確認してください。

装置のメモリカードスロットにほこりが付着していないか確認してください。ほこりが付着しているときは,乾いた布などでほこりを取ってから再度MCを挿入してください。

[注意事項]

  1. mc-dirパラメータはMCが入っていない場合は指定できません。また,-pオプションは併用できません。

  2. mc-dirパラメータを指定すると,コマンド実行中は装置のACC LEDが点灯します。ACC LED点灯中はMCを抜き挿ししないでください。