ip pim propagation-delay-time
IPv4 PIM-SMおよびPIM-SSMインタフェースに対して,PIM Join/Pruneメッセージの転送遅延時間を設定します。
なお,本パラメータの値は対象インタフェースから送信するPIM HelloメッセージのLAN Prune Delayオプションに反映されます。
グローバルコンフィグレーションモードで本コマンドを設定した場合,該当VRFまたはグローバルネットワークに属するすべてのIPv4 PIM-SMおよびPIM-SSMインタフェースに適用します。ただし,config-ifモードまたはconfig-subifモードでIPv4 PIM-SMおよびPIM-SSMインタフェースに本コマンドが設定されている場合は,IPv4 PIM-SMおよびPIM-SSMインタフェースの設定を優先します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- 
                  - グローバルコンフィグレーションモードの場合
- ip pim [vrf <vrf id>] propagation-delay-time <milli seconds> 
- config-ifモードまたはconfig-subifモードの場合
- ip pim propagation-delay-time <milli seconds> 
 
- 情報の削除
- 
                  - グローバルコンフィグレーションモードの場合
- no ip pim [vrf <vrf id>] propagation-delay-time 
- config-ifモードまたはconfig-subifモードの場合
- no ip pim propagation-delay-time 
 
[入力モード]
(config)
- (config-if)
- 
                  イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース 
- (config-subif)
- 
                  イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース 
[パラメータ]
- vrf <vrf id>
- 
                  対象のVRFを指定します。 - 
                        本パラメータ省略時の初期値 グローバルネットワークに対して指定します。 
- 
                        値の設定範囲 「パラメータに指定できる値」を参照してください。 
 
- 
                        
- <milli seconds>
- 
                  PIM Join/Pruneメッセージの転送遅延時間(ミリ秒)を指定します。 - 
                        本パラメータ省略時の初期値 省略できません 
- 
                        値の設定範囲 500〜32767 
 
- 
                        
[コマンド省略時の動作]
500(ミリ秒)として動作します。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
ip pim sparse-mode