コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3


ip igmp ssm-map static

IGMP PIM-SSM連携機能を動作させるグループアドレスに対する送信元アドレスを指定します。

IGMP PIM-SSM連携機能とは,IGMPv2/IGMPv3(EXCLUDEモード)とIPv4 PIM-SSMが連携動作する機能です。

[入力形式]

情報の設定
ip igmp ssm-map [vrf <vrf id>] static <access list name> <source address>
情報の削除
no ip igmp ssm-map [vrf <vrf id>] static <access list name> <source address>

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

vrf <vrf id>

対象のVRFを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    グローバルネットワークに対して指定します。

  2. 値の設定範囲

    パラメータに指定できる値」を参照してください。

<access list name>

IPv4 PIM-SSMで使用するグループアドレス(クラスDのIPv4アドレス)のアクセスリストを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    31文字以内のアクセスリスト名を指定します。

    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

<source address>

IPv4 PIM-SSMで使用するマルチキャストの送信元アドレス(クラスA〜CのIPv4アドレス)を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    送信元アドレス(クラスA〜CのIPv4アドレス)です。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドはip igmp ssm-map enable指定で有効となります。

  2. <access list name>に指定するアドレスはip pim ssmコマンドで指定したグループアドレスの範囲内で指定してください。

  3. <access list name>にはip access-list standardコマンドで設定したアクセスリストを指定してください。これ以外のコマンドで設定したアクセスリストは指定できません。

  4. 未設定のアクセスリストを指定した場合,本コマンドは無効となります。

  5. <access list name>に指定するアクセスリストのワイルドカードマスクは,最上位ビットから連続するビット列となる値にしてください。

[関連コマンド]

ip pim ssm
ip igmp ssm-map enable
ip access-list standard