コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


target ip

ICMP監視の対象IPv4アドレスを指定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
target ip <destination ipv4 address> [vrf <vrf id>] [source <ipv4 address>] [nexthop <ipv4 address>]
情報の削除
no target ip

[入力モード]

(config-track-target)

[パラメータ]

<destination ipv4 address>

監視するアドレスを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    IPv4アドレスを指定します。ただし,次に示すアドレスは設定できません。

    ・127.0.0.0〜127.255.255.255

    ・クラスA,B,C以外のアドレス

vrf <vrf id>

VRFを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    グローバルネットワークを監視対象とします。

  2. 値の設定範囲

    VRF IDを指定します。

    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

source <ipv4 address>

ICMPv4 Echoパケットの送信元として使用するアドレスを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    ICMPv4 Echoパケットを送信するインタフェースのIPv4アドレスを使用します。

  2. 値の設定範囲

    IPv4アドレスを指定します。ただし,次に示すアドレスは設定できません。

    ・127.0.0.0〜127.255.255.255

    ・クラスA,B,C以外のアドレス

nexthop <ipv4 address>

ICMPv4 Echoパケット送信時のネクストホップアドレスを指定します。指定するネクストホップは,本装置が直接接続しているネットワーク上に存在する必要があります。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    経路情報に従ってネクストホップを決定します。

  2. 値の設定範囲

    IPv4アドレスを指定します。ただし,次に示すアドレスは設定できません。

    ・127.0.0.0〜127.255.255.255

    ・クラスA,B,C以外のアドレス

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

本コマンドの設定時に反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドとtarget ipv6コマンドは,同時に設定できません。

  2. <destination ipv4 address>にブロードキャストアドレスを設定できますが,この場合,本トラック対象の状態はUpになりません。

  3. 監視を開始したあとに監視対象のアドレスを変更すると,変更前の監視状態を引き継ぎます。

[関連コマンド]

type
interval
failure detection
recovery detection
timeout