shaper flow-distribution【OP-SHPS】
階層化シェーパのシェーパユーザをフロー情報から自動で決定する方式を指定します。本コマンドを実行すると,config-shp-distrモードに移行します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
shaper flow-distribution <shaper flow distr name> {map {tag-vlan | inner-tag-vlan} | random [tag-vlan] [inner-tag-vlan] [source-mac-address] [destination-mac-address] [source-ip-address] [destination-ip-address] [protocol] [source-port] [destination-port]}
- 情報の削除
no shaper flow-disribution <shaper flow distr name>
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <shaper flow distr name>
-
シェーパユーザ決定の名前を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
31文字以内の名前を指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
-
- map {tag-vlan | inner-tag-vlan}
-
シェーパユーザをVLAN TagのVLAN IDからマッピングします。
- tag-vlan
-
1段目のVLAN Tagを指定します。
- inner-tag-vlan
-
2段目のVLAN Tagを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
なし
- random [tag-vlan] [inner-tag-vlan] [source-mac-address] [destination-mac-address] [source-ip-address] [destination-ip-address] [protocol] [source-port] [destination-port]
-
シェーパユーザを指定のキー情報からランダムに決定します。
- tag-vlan
-
1段目のVLAN Tagを指定します。
- inner-tag-vlan
-
2段目のVLAN Tagを指定します。
- source-mac-address
-
送信元MACアドレスを指定します。
- destination-mac-address
-
宛先MACアドレスを指定します。
- source-ip-address
-
IPヘッダの送信元IPアドレスを指定します。
- destination-ip-address
-
IPヘッダの宛先IPアドレスを指定します。
- protocol
-
IPヘッダの上位プロトコルを指定します。
- source-port
-
TCPヘッダまたはUDPヘッダの送信元ポート番号を指定します。
- destination-port
-
TCPヘッダまたはUDPヘッダの宛先ポート番号を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
ランダム決定のキー情報として使用しません。少なくとも一つのキー情報を指定する必要があります。
-
値の設定範囲
なし
[コマンド省略時の動作]
階層化シェーパのシェーパユーザを自動で決定しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
shaper enable