コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


axrp-ring-port

Ring Protocolのリングポートとして動作するインタフェースを設定します。指定可能なインタフェースはイーサネットインタフェースとポートチャネルインタフェースです。

[入力形式]

情報の設定・変更
axrp-ring-port <ring id> [{shared-edge | shared}]
情報の削除
no axrp-ring-port <ring id>

[入力モード]

(config-if)

イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース

[パラメータ]

<ring id>

リングIDを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜65535

{shared-edge | shared}

共有リンクとなるリングポートを指定します。

shared-edge

本装置が共有リンク非監視リングの最終端ノードとして動作する場合に,共有リンクとなるリングポートを指定します。

一つのリングIDに対し1ポートだけ指定できます。

shared

本装置が共有リンク内に位置するトランジットノードとして動作する場合に,共有リンクとなるリングポートを指定します。

一つのリングIDに対し2ポート指定する必要があります。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    通常のリングポートとして動作します。

  2. 値の設定範囲

    なし

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. リングポートは,一つのリングIDに対して二つ設定できます。

  2. 共有リンクありのマルチリング構成の構築で,本装置が隣接するリングですでにマスタノードとして動作している場合,プライマリポートとして使用されているポートに対して,shared-edge指定のリングポートを設定または削除すると,本機能が一時的に無効となります。そのため,本機能を適用するネットワークの構成(リング構成)上,ループが発生するおそれがあります。リングポートであるインタフェースをshutdownに設定するなどして,ループが発生しない状態にしたうえで,本コマンドを入力してください。

  3. リングポートは,チャネルグループに指定したイーサネットインタフェースに対して設定できません。また,リングポートに指定したイーサネットインタフェースは,チャネルグループに設定できません。リングポートは,該当するイーサネットインタフェースの属するポートチャネルインタフェースに対して,設定してください。

  4. 本装置がマスタノードに指定されている場合は,登録済みのリングポートに対してVLANグループごとにプライマリポートが自動で割り当てられます。ただし,axrp-primary-portコマンドで指定されたインタフェースが優先されプライマリポートとして動作します。

  5. 共有ノードで共有ポートを指定しなかった場合,Ring Protocol機能が正常に動作しません。

[関連コマンド]

mode
axrp-primary-port