コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


spanning-tree single pathcost method

シングルスパニングツリーのポートのパスコストに16bit値を使用するか,32bit値を使用するかを設定します。

spanning-tree single costコマンドの設定を省略した場合,パスコストはインタフェース速度と本コマンドの設定によって,下記の値を適用します。

[入力形式]

情報の設定・変更
spanning-tree single pathcost method {long | short}
情報の削除
no spanning-tree single pathcost method

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

{long | short}

longを設定した場合,32bit値を使用します。shortを設定した場合,16bit値を使用します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    なし

[コマンド省略時の動作]

spanning-tree pathcost methodコマンドの設定に従います。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドの設定によって,パスコストのデフォルト値が変わります。

  2. パスコスト値を変更することで,トポロジ変更が発生する場合があります。

  3. パスコスト値に65536以上の値を設定している場合,methodパラメータをshortには変更できません。

[関連コマンド]

spanning-tree single cost