コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


spanning-tree mst root priority

マルチプルスパニングツリーのMSTインスタンスごとのブリッジ優先度を設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
spanning-tree mst <mst instance id list> root priority <priority>
情報の削除
no spanning-tree mst <mst instance id list> root priority

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<mst instance id list>

MSTインスタンスIDを設定します。一つのMSTインスタンスIDを設定できるほか,ハイフン(-),コンマ(,)を使用して複数のMSTインスタンスIDの一括設定もできます。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0〜4095

<priority>

ブリッジ優先度を設定します。値が小さいほど優先度が高くなります。4096の倍数をブリッジ優先度として使用します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0〜61440

[コマンド省略時の動作]

ブリッジ優先度は32768で動作します。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. ブリッジ優先度を変更することによって,トポロジ変更が発生する場合があります。

[関連コマンド]

なし