コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


system flash-monitor

内蔵フラッシュメモリのユーザ領域の未使用容量を監視します。

内蔵フラッシュメモリの未使用容量に閾値を設定して,未使用容量が閾値未満になった場合に警告のシステムメッセージを出力します。また,回復時の閾値を設定して,未使用容量が閾値以上に回復した場合に回復のシステムメッセージを出力します。

警告および回復のシステムメッセージのイベントレベルも同時に設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
system flash-monitor free-space warning-threshold <Mbyte> recovery-threshold <Mbyte> [event-level <event level>]
情報の削除
no system flash-monitor

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

free-space

内蔵フラッシュメモリの空き容量を監視します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    なし

warning-threshold <Mbyte>

警告のシステムメッセージの出力閾値を指定します。1MB単位で指定できます。

内蔵フラッシュメモリの未使用容量が本パラメータで指定した閾値未満になると,警告のシステムメッセージを出力します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    100〜3072

recovery-threshold <Mbyte>

回復のシステムメッセージの出力閾値を指定します。1MB単位で指定できます。

内蔵フラッシュメモリの未使用容量が本パラメータで指定した閾値以上になると,回復のシステムメッセージを出力します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    100〜3072

event-level <event level>

出力するシステムメッセージのイベントレベルを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    6

  2. 値の設定範囲

    3〜7

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. recovery-threshold <Mbyte>パラメータの値は,warning-threshold <Mbyte>パラメータの値より大きくなるように指定してください。

  2. 次の場合には,回復のシステムメッセージを出力します。

    • 警告のシステムメッセージの出力後に本コマンドを削除した場合

    • 警告のシステムメッセージの出力後,本コマンドの設定を変更したことで,内蔵フラッシュメモリの未使用容量がrecovery-threshold <Mbyte>パラメータの値より大きくなった場合

[関連コマンド]

なし