コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


flow-table allocation

フィルタ・QoSフロー機能,およびポリシーベースミラーリングのフロー配分パターンを設定します。

本コマンドは,PRU当たりのフィルタ・QoSフロー機能,およびポリシーベースミラーリングの最大エントリ数の配分を変更します。運用形態に応じた配分パターンに変更することで,必要な機能を集中して使用できるようになります。

なお,本コマンド,flow detection modeコマンド,およびhardware profileコマンドの設定で,PRU当たりのフィルタ・QoSフロー機能,およびポリシーベースミラーリングの最大エントリ数を決定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
flow-table allocation {default | filter | filter-only | qos | qos-only | mirror}

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

{default | filter | filter-only | qos | qos-only | mirror}

フロー配分パターンを指定します。

default

フィルタとQoSフローを均等にした配分パターンを指定します。

filter

フィルタを重視した配分パターンを指定します。

filter-only

フィルタだけの配分パターンを指定します。

qos

QoSフローを重視した配分パターンを指定します。

qos-only

QoSフローだけの配分パターンを指定します。

mirror

ポリシーベースミラーリングを使用する配分パターンを指定します。

フロー配分パターンの詳細については,「コンフィグレーションガイド Vol.1」 「3.2 収容条件」を参照してください。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    なし

[コマンド省略時の動作]

フロー配分パターンはdefaultで動作します。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,PRUを再起動することで反映されます。

[注意事項]

  1. フロー配分パターンを変更する場合は,設定エントリ数が変更後のフロー配分パターンの収容条件以内である必要があります。

  2. フロー配分パターンをfilter-onlyに変更する場合は,次のコマンドが設定されていないときに変更できます。

    • advance qos-flow-group

    • ip qos-flow-group

    • ipv6 qos-flow-group

    • mac qos-flow-group

  3. フロー配分パターンをqos-onlyに変更する場合は,次のコマンドが設定されていないときに変更できます。

    • advance access-group

    • ip access-group

    • ipv6 traffic-filter

    • mac access-group

  4. フロー配分パターンをmirror以外に変更する場合は,次のコマンドが設定されていないときに変更できます。

    • advance access-group {in-mirror | out-mirror}

    • ip access-group {in-mirror | out-mirror}

    • ipv6 traffic-filter {in-mirror | out-mirror}

    • mac access-group {in-mirror | out-mirror}

[関連コマンド]

flow detection mode
hardware profile