コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


ip name-server

DNSリゾルバが参照するネームサーバを設定します。ネームサーバは,3台まで指定できます。複数のネームサーバを指定した場合は,設定した順番にネームサーバへの問い合わせが行われます。DNSリゾルバ機能は,デフォルト動作として有効化されているので,ネームサーバが設定された時点から機能します。

[入力形式]

情報の設定
ip name-server {<ip address>|<ipv6 address>}
情報の削除
no ip name-server {<ip address>|<ipv6 address>}

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

{<ip address>|<ipv6 address>}

ネームサーバのIPv4アドレスまたはIPv6アドレスを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <ip address>には,ネームサーバのIPv4アドレスを指定します。

    <ipv6 address>には,ネームサーバのIPv6アドレスを指定します。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

no ip domain lookup設定時は,ip domain lookup入力時に運用に反映されます。

[注意事項]

  1. DNSサーバのIPアドレス(ip name-server)を正しく設定してください。DNSサーバのIPアドレスが正しく設定されていない場合,ホスト名の参照時にDNSサーバとの通信不可を検知するまでに時間が掛かり,運用に支障をきたすことがあります(例:他装置から本装置にtelnetでリモート接続する場合にログインプロンプトが表示されるまでの時間が長くなります)。

  2. IPアドレスとして127.*.*.*を設定できません。

  3. IPアドレスとしてクラスDおよびクラスEのアドレスを設定できません。

  4. IPv6アドレスとして内部ループバックアドレスを設定できません。

  5. IPv6アドレスとしてマルチキャストアドレスを設定できません。

  6. AAAAクエリとAクエリを参照する場合,AAAAクエリを優先します。

[関連コマンド]

ip domain name
ip domain lookup