コンフィグレーションガイド Vol.3


27.1.16 VRFでのMLDの設定

[設定のポイント]

VRFでMLDを動作させるには,該当VRFのインタフェースにMLDを設定します。なお,該当VRFのインタフェースにPIM-SMまたはPIM-SSM(ipv6 pimコマンド)を設定してもMLDは動作します。

デフォルトではMLDv1およびMLDv2混在モードです。MLDバージョンを変更する場合は,ipv6 mld versionコマンドで設定してください。

VPN 2にVRF 10を対応させ,VRF 10のインタフェースのIPv6アドレスを2001:db8:100::1/64とした場合のMLD構成例を次の図に示します。

図27‒4 VRFでのMLD構成例

[図データ]

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 1/1

    ポート1/1のコンフィグレーションモードに移行します。

  2. (config-if)# vrf forwarding 10

    ポート1/1にVRF 10を設定します。

  3. (config-if)# ipv6 address 2001:db8:100::1/64

    (config-if)# ipv6 enable

    ポート1/1にIPv6アドレスを設定します。

  4. (config-if)# ipv6 mld router

    (config-if)# exit

    ポート1/1にMLDを設定します。