コンフィグレーションガイド Vol.2


24.2.5 ミラーポートの冗長化

ミラーポートを冗長化する場合の例を次に示します。この例では,アナライザをチャネルグループ20に接続します。

[設定のポイント]

ポートチャネルインタフェースをミラーポートとして設定して,リンクアグリゲーションのスタンバイリンク機能によってミラーポートを冗長化します。リンクアグリゲーションについては,「コンフィグレーションガイド Vol.1」 「19 リンクアグリゲーション」を参照してください。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface port-channel 20

    (config-if)# channel-group max-active-port 1

    (config-if)# exit

    (config)# interface gigabitethernet 1/2

    (config-if)# channel-group 20 mode on

    (config-if)# lacp port-priority 100

    (config-if)# exit

    (config)# interface gigabitethernet 2/2

    (config-if)# channel-group 20 mode on

    (config-if)# lacp port-priority 200

    (config-if)# exit

    チャネルグループ20にイーサネットインタフェース1/2および2/2を集約します。また,イーサネットインタフェース2/2をスタンバイリンクとして設定します。

  2. (config)# destination-interface-list MIRROR-LIST-SL mode mirror

    (config-dest-mirror)# destination interface port-channel 20

    (config-dest-mirror)# exit

    送信先インタフェースリスト(MIRROR-LIST-SL)に,チャネルグループ20をミラーポートとして設定します。

  3. (config)# ipv6 access-list IPv6-MIRROR-SL

    (config-ext-nacl)# permit udp any any action policy-mirror-list MIRROR-LIST-SL

    (config-ext-nacl)# exit

    IPv6アクセスリスト(IPv6-MIRROR-SL)を作成して,IPv6パケットに対して送信先インタフェースリスト(MIRROR-LIST-SL)を設定します。

  4. (config)# interface gigabitethernet 1/1

    (config-if)# ipv6 traffic-filter IPv6-MIRROR-SL out-mirror

    イーサネットインタフェース1/1の送信側に,IPv6アクセスリスト(IPv6-MIRROR-SL)をポリシーベースミラーリングとして適用します。