13.2.2 最大帯域監視の設定
特定のフローに対して最大帯域監視をする場合の例を次に示します。
- [設定のポイント]
-
フレーム受信時に宛先IPアドレスによってフロー検出をして,最大帯域監視をする設定をします。
[コマンドによる設定]
-
(config)# policer POLICER-1 in max-rate 500M max-burst 100k
ポリサーエントリ(POLICER-1)を作成して,次に示す設定をします。
-
最大帯域監視の監視帯域:500Mbit/s
-
最大帯域監視のバーストサイズ:100kbyte
-
-
(config)# ip qos-flow-list QOS-LIST1
IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST1)を作成します。本リストを作成すると,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。
-
(config-ip-qos)# qos ip any host 192.0.2.10 action policer POLICER-1
宛先IPアドレスが192.0.2.10のフローに対してポリサーエントリ(POLICER-1)を指定したIPv4 QoSフローリストを設定します。
-
(config-ip-qos)# exit
IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
-
(config)# interface gigabitethernet 1/1
イーサネットインタフェース1/1のコンフィグレーションモードに移行します。
-
(config-if)# ip qos-flow-group QOS-LIST1 in
受信側にIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST1)を適用します。