コンフィグレーションガイド Vol.2


12.2.3 複数インタフェースに対するQoSフローの設定

複数のイーサネットインタフェースにQoSフローを設定する例を示します。

[設定のポイント]

config-if-rangeモードで,複数のイーサネットインタフェースにQoSフローを設定できます。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST1

    IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST1)を作成します。本リストを作成すると,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。

  2. (config-ip-qos)# qos ip any host 192.0.2.10 action priority-class 6

    192.0.2.10のIPアドレスを宛先として,優先クラスを6に変更するIPv4 QoSフローリストを設定します。

  3. (config-ip-qos)# exit

    IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。

  4. (config)# interface range gigabitethernet 1/1-4

    イーサネットインタフェース1/1-4のコンフィグレーションモードに移行します。

  5. (config-if-range)# ip qos-flow-group QOS-LIST1 out

    送信側にIPv4 QoSフローリストを適用します。