コンフィグレーションガイド Vol.2


9.2.7 複数インタフェースに対するフィルタの設定

複数のイーサネットインタフェースにフィルタを設定する例を次に示します。

[設定のポイント]

config-if-rangeモードで複数のイーサネットインタフェースにフィルタを設定できます。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# ip access-list standard FLOOR_C_PERMIT

    ip access-list(FLOOR_C_PERMIT)を作成します。本リストを作成すると,IPv4アドレスフィルタの動作モードに移行します。

  2. (config-std-nacl)# permit 192.0.2.0 0.0.0.255

    送信元IPアドレス192.0.2.0/24 ネットワークからのフレームを中継するIPv4アドレスフィルタを設定します。

  3. (config-std-nacl)# exit

    IPv4アドレスフィルタの動作モードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。

  4. (config)# interface range gigabitethernet 1/1-4

    イーサネットインタフェース1/1-4のコンフィグレーションモードに移行します。

  5. (config-if-range)# ip access-group FLOOR_C_PERMIT in

    受信側にIPv4アドレスフィルタを適用します。