8.4.6 同一VLAN上でのIPv6マルチキャストが動作する場合
本装置では,IPv6マルチキャストとMLD snoopingの両方を同一のVLAN上で同時に動作させることができます。この場合の動作を次に示します。
-
IPv6マルチキャストによるVLAN間のレイヤ3中継時に,中継先のVLANでMLD snoopingが動作している場合,レイヤ3中継されたマルチキャストトラフィックは,中継先のVLAN内でMLD snoopingの学習結果に従って受信者の存在するポートにだけ中継されます。
-
IPv6マルチキャストが動作することで本装置がVLAN内の代表クエリアである場合,MLDv1 DoneメッセージまたはMLDv2 Report(離脱要求)メッセージ受信による,Group-Specific QueryまたはGroup-and-Source-Specific Queryは受信ポートだけでなくVLAN内の全ポートに送信します。