コンフィグレーションガイド Vol.2


3.2.5 トランクポートのネイティブVLANの設定

[設定のポイント]

トランクポートでUntaggedフレームを扱う場合,ネイティブVLANを設定します。ネイティブVLANにはポートVLANだけを設定できます。

ネイティブVLANのVLAN IDをswitchport trunkコマンドのallowed vlanパラメータで指定すると,トランクポートでUntaggedフレームを扱うVLANとなります。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface range vlan 10,20

    (config-if-range)# exit

    VLAN 10,20をポートVLANとして作成します。

  2. (config)# interface gigabitethernet 1/1

    (config-if)# switchport mode trunk

    ポート1/1のコンフィグレーションモードに移行します。また,トランクポートとして設定します。

  3. (config-if)# switchport trunk native vlan 10

    (config-if)# switchport trunk allowed vlan 10,20

    ポート1/1(トランクポート)のネイティブVLANをVLAN 10に設定します。また,VLAN 10,20を設定します。ネイティブVLANであるVLAN 10がUntaggedフレームを扱い,VLAN 20はTaggedフレームを扱います。