ip igmp last-member-query-max-response-time
IGMPインタフェースに対して,IGMP Reportメッセージの最大応答待ち時間を設定します。このIGMP Reportメッセージは,IGMPv2 LeaveメッセージまたはIGMPv3 Report(離脱要求)メッセージを受信したときに送信するIGMP Group-Specific QueryメッセージおよびIGMP Group-and-Source-Specific Queryメッセージに対して送信されるメッセージです。
グローバルコンフィグレーションモードで本コマンドを設定した場合,該当VRFまたはグローバルネットワークに属するすべてのIGMPインタフェースに適用します。ただし,config-ifモードまたはconfig-subifモードでIGMPインタフェースに本コマンドが設定されている場合は,IGMPインタフェースの設定を優先します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
-
- グローバルコンフィグレーションモードの場合
ip igmp [vrf <vrf id>] last-member-query-max-response-time <milli seconds>
- config-ifモードまたはconfig-subifモードの場合
ip igmp last-member-query-max-response-time <milli seconds>
- 情報の削除
-
- グローバルコンフィグレーションモードの場合
no ip igmp [vrf <vrf id>] last-member-query-max-response-time
- config-ifモードまたはconfig-subifモードの場合
no ip igmp last-member-query-max-response-time
[入力モード]
(config)
- (config-if)
-
イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース
- (config-subif)
-
イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース
[パラメータ]
- vrf <vrf id>
-
対象のVRFを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
グローバルネットワークに対して指定します。
-
値の設定範囲
「パラメータに指定できる値」を参照してください。
-
- <milli seconds>
-
最大応答待ち時間(ミリ秒)を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
500〜25500の値で100の倍数
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[コマンド省略時の動作]
最大応答待ち時間は,ip igmp last-member-query-intervalコマンドで設定した値になります。ip igmp last-member-query-intervalコマンドを設定していない場合は,1000ミリ秒(1秒)になります。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに反映されます。
[注意事項]
-
IGMPが動作しているルータが同一ネットワーク上に複数存在する場合は,すべてのルータを同じ値で運用してください。
[関連コマンド]
ip pim sparse-mode ip igmp router