11.1.4 プレフィックス委任情報の学習
プレフィックス委任の管理情報(以降,バインディング(IA_PD)と呼びます)はDHCPv6リレーエージェントで保持して,IPv6スタティック経路自動生成の情報として使用します。なお,IPv6ユニキャストアドレスの割り当て(IA_NAまたはIA_TA)は学習対象外となります。
バインディング(IA_PD)を更新する契機を次の表に示します。
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                      変更内容  | 
                  
                      契機  | 
               
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                      追加  | 
                  
                      DHCPv6 REPLYメッセージの転送  | 
               
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                      更新  | 
                  
                      DHCPv6 REPLYメッセージの転送  | 
               
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                      削除  | 
                  
                      バインディング(IA_PD)に対応するDHCPv6 RELEASEメッセージの転送  | 
               
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                      バインディング(IA_PD)のエージングアウト  | 
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                      DHCPv6パケットの転送先の削除(コンフィグレーションコマンドno ipv6 dhcp relay destination)※  | 
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                      手動によるバインディング(IA_PD)の削除(運用コマンドclear ipv6 dhcp relay binding)  | 
               
- 注※
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実行したインタフェース内のすべてのバインディング(IA_PD)を削除します。