6.5.3 プライマリポートの自動決定
マスタノードのプライマリポートは,ユーザが設定した二つのリングポートの情報に従って,自動で決定します。次の表に示すように,優先度の高い方がプライマリポートとして動作します。また,VLANグループごとに優先度を逆にすることで,ユーザが特に意識することなく,経路の振り分けができるようになります。
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                      リングポート#1  | 
                  
                      リングポート#2  | 
                  
                      優先ポート  | 
               
|---|---|---|
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                      物理ポート  | 
                  
                      物理ポート  | 
                  
                     
  | 
               
| 
                      物理ポート  | 
                  
                      チャネルグループ  | 
                  
                      物理ポート側がプライマリポートとして動作  | 
               
| 
                      チャネルグループ  | 
                  
                      物理ポート  | 
                  
                      物理ポート側がプライマリポートとして動作  | 
               
| 
                      チャネルグループ  | 
                  
                      チャネルグループ  | 
                  
                      チャネルグループ番号の小さい方がプライマリポートとして動作  | 
               
| 
                      リングポート#1  | 
                  
                      リングポート#2  | 
                  
                      優先ポート  | 
               
|---|---|---|
| 
                      物理ポート  | 
                  
                      物理ポート  | 
                  
                     
  | 
               
| 
                      物理ポート  | 
                  
                      チャネルグループ  | 
                  
                      チャネルグループ側がプライマリポートとして動作  | 
               
| 
                      チャネルグループ  | 
                  
                      物理ポート  | 
                  
                      チャネルグループ側がプライマリポートとして動作  | 
               
| 
                      チャネルグループ  | 
                  
                      チャネルグループ  | 
                  
                      チャネルグループ番号の大きい方がプライマリポートとして動作  | 
               
また,上記の決定方式以外に,コンフィグレーションコマンドaxrp-primary-portを使って,ユーザがVLANグループごとにプライマリポートを設定することもできます。