トラブルシューティングガイド
1000BASE-Xでトラブルが発生した場合は,次の順序で障害を切り分けてください。
- ログの確認
ログの内容および対応については,「メッセージ・ログレファレンス」を参照してください。
- 障害解析方法に従った原因の切り分け
次の表に示す障害解析方法に従って原因を切り分けてください。
表3-6 1000BASE-Xのトラブル発生時の障害解析方法
項番 確認内容・コマンド 原因 対応 1 該当ポートの障害統計情報で,Link downまたはSignal detect errorsがカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
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受信側の回線品質が低下している 光ファイバの種別を確認してください。種別については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 光アッテネータ(光減衰器)を使用している場合は,減衰値を確認してください。光レベルについては,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 ケーブル長を確認してください。ケーブル長については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 ケーブルの接続が正しいか確認してください。また,ケーブルの端面が汚れていないか確認してください。汚れている場合は,汚れを拭き取ってください。 トランシーバの接続が正しいか確認してください。 コンフィグレーションコマンドspeedおよびduplexの設定を相手装置と合わせてください。 相手装置のセグメント規格と合わせてください。 光レベルが正しいか確認してください。光レベルについては,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 2 該当ポートの受信系エラー統計情報で,CRC errorsまたはSymbol errorsがカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
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受信側の回線品質が低下している 光ファイバの種別を確認してください。種別については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 光アッテネータ(光減衰器)を使用している場合は,減衰値を確認してください。光レベルについては,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 ケーブル長を確認してください。ケーブル長については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 ケーブルの接続が正しいか確認してください。また,ケーブルの端面が汚れていないか確認してください。汚れている場合は,汚れを拭き取ってください。 トランシーバの接続が正しいか確認してください。 コンフィグレーションコマンドspeedおよびduplexの設定を相手装置と合わせてください。 相手装置のセグメント規格と合わせてください。 光レベルが正しいか確認してください。光レベルについては,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 3 1000BASE-BXなどの1芯の光ファイバを使用している場合,相手側のトランシーバと組み合わせが正しいか確認してください。 トランシーバの組み合わせが不正である 1000BASE-BXを使用する場合,トランシーバはUタイプとDタイプを対向して使用する必要があります。トランシーバの種別が正しいか確認してください。 4 該当ポートの受信系エラー統計情報で,Long framesがカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
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受信できるフレーム長を超えたパケットを受信している ジャンボフレームの設定を相手装置と合わせてください。
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