コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2

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forwarding-shift-time

リンク障害が復旧した場合に,リングポートをフォワーディング状態に変更するまでの時間を設定します。設定した時間が経過すると,リングポートがブロッキング状態からフォワーディング状態に遷移します。

リング障害の復旧を検出,または復旧したリンクが再度障害になった場合,本タイマは解除されます。

[入力形式]

情報の設定・変更
forwarding-shift-time {<seconds> | infinity}

情報の削除
no forwarding-shift-time

[入力モード]

(config-axrp)

[パラメータ]

{<seconds> | infinity}
リンク障害が復旧した場合に,リングポートをフォワーディング状態に変更するまでの時間を秒単位で指定します。infinityを指定すると,リングポートがフォワーディング状態に遷移するまでの時間が無限となり,リングポートはブロッキング状態のままになります。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    1〜65535

[コマンド省略時の動作]

リンク障害が復旧した場合に,リングポートをフォワーディング状態に変更するまでの時間は10秒となります。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,次回のリンク障害復旧時,および系切替時に反映されます。

[注意事項]

  1. マスタノードでのヘルスチェックフレームの送信間隔が本コマンドの設定値よりも大きい場合,マスタノードが復旧を検出するよりも先に,リングポートがフォワーディング状態になります。そのため,一時的にループが発生するおそれがあります。
    本コマンドを設定する場合,マスタノードでのヘルスチェックの送信間隔を十分に考慮した値を設定してください。

[関連コマンド]

なし

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