13.4.2 ロードバランス仕様
本装置で実装するマルチパスの仕様とロードバランスの仕様を次の表に示します。
項目 |
仕様 |
備考 |
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一つの宛先ネットワークに対するマルチパス数 |
2〜16 |
− |
コンフィグレーションで指定できる最大マルチパス数 |
1〜16(1を指定したときはマルチパスを生成しません) |
ルーティングプロトコル単位で指定します。 |
マルチパスを生成できるルーティングプロトコル |
|
− |
デフォルトのコンフィグレーションでのマルチパス数 |
|
− |
接続形態 |
回線種別およびインタフェース種別に関係なく使用できます。また,混在もできます。 |
複数のVRF間でのマルチパスはサポートしません。 |
(凡例) −:該当しない
項目 |
仕様 |
備考 |
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マルチパスの振り分け方法 |
宛先IPアドレスと送信元IPアドレスからパスに振り分ける値(Hash値)を算出して,決定した出力パスに振り分けます。 宛先IPアドレスと送信元IPアドレスが同一のパケットは,同一出力パスを選択します。これによって,送信の順序性を保証します。 |
− |
ルーティングテーブル内のマルチパス情報 |
ルーティングテーブルに設定する各出力インタフェースのHash値の割り当て比率は,ほぼ均等になります。 |
「13.4.4 ロードバランス使用時の注意事項」の1および2を参照 |
各パスの重み付け |
できません。 |
「13.4.4 ロードバランス使用時の注意事項」の1を参照 |
出力帯域を超えたパケットの処理 |
別のパスに振り分けません。継続して帯域を超えた場合は装置内で保持しますが,保持しきれない場合はパケットを廃棄します。 |
− |
(凡例) −:該当しない