運用コマンドレファレンス Vol.3


restart vrrp

VRRPプログラムを再起動します。

[入力形式]

restart vrrp [-f] [core-file]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

-f

再起動確認メッセージを出力しないで,VRRPプログラムを再起動します。

本パラメータ省略時の動作

確認メッセージを出力します。

core-file

再起動時にVRRPプログラムのコアファイルを出力します。

本パラメータ省略時の動作

コアファイルを出力しません。

すべてのパラメータ省略時の動作

再起動確認メッセージを出力したあと,VRRPプログラムを再起動します。

[実行例]

図9‒10 VRRPプログラム再起動
> restart vrrp
Are you sure you want to restart the VRRP program? (y/n): y
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

VRRPプログラムの再起動によって対向側のバックアップ仮想ルータがマスタ仮想ルータのダウンを検知して,一時的にマスタ仮想ルータへ切り替わることがあります。

[応答メッセージ]

表9‒9 restart vrrpコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

The command cannot be executed. Try again.

コマンドを実行できません。再実行してください。

The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration.

このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。

The VRRP program failed to restart. Retry the command.

VRRPプログラムの再起動に失敗しました。コマンドを再実行してください。

There is no corresponding virtual router.

仮想ルータがありません。

[注意事項]

  1. コアファイルがすでに存在する場合は無条件で上書きするため,必要に応じてファイルをあらかじめバックアップしておいてください。出力先およびファイル名は次のとおりです。

    • ディレクトリ:/usr/var/core/

    • ファイル名:vrrpd.core