運用コマンドレファレンス Vol.2


restart axrp

Ring Protocolプログラムを再起動します。

[入力形式]

restart axrp [-f] [core-file]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

-f

再起動確認メッセージを出力しないで,Ring Protocolプログラムを再起動します。

本パラメータ省略時の動作

確認メッセージを出力します。

core-file

再起動時にRing Protocolプログラムのコアファイル(axrpd.core)を出力します。

本パラメータ省略時の動作

コアファイルを出力しません。

すべてのパラメータ省略時の動作

再起動確認メッセージを出力したあと,Ring Protocolプログラムを再起動します。

[実行例]

図5‒9 Ring Protocolプログラムの再起動
> restart axrp
Are you sure you want to restart the Ring Protocol program? (y/n) :y
>
図5‒10 Ring Protocolプログラムの再起動(-fパラメータ指定)
> restart axrp -f
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

Ring ProtocolのVLANグループに参加しているVLANでフレームを受信できません。

[応答メッセージ]

表5‒6 restart axrpコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

The command cannot be executed. Try again.

コマンドを実行できません。再実行してください。

The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration.

このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。

The Ring Protocol program failed to restart. Retry the command.

Ring Protocolプログラムのこのコマンドによる再起動に失敗しました。コマンドを再実行してください。

The Ring Protocol program is not running.

Ring Protocolプログラムが起動していません。コンフィグレーションを確認してください。

[注意事項]

  1. コアファイルがすでに存在する場合は無条件で上書きするため,必要に応じてファイルをあらかじめバックアップしておいてください。出力先およびファイル名は次のとおりです。

    • ディレクトリ:/usr/var/core/

    • ファイル名:axrpd.core