運用コマンドレファレンス Vol.1


inactivate bcu standby

待機系BCUをactive状態からinactive状態にします。

本コマンドの実行によって,装置の電源をONにしたまま待機系BCUを交換できます。また,待機系BCUのログを内蔵フラッシュメモリへ反映します。

本コマンドでinactive状態にした待機系BCUをactive状態にするときは,activate bcu standbyコマンドを使用します。

[入力形式]

inactivate [-f] bcu standby

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

-f

確認メッセージを出力しないでコマンドを実行します。

本パラメータ省略時の動作

確認メッセージを出力します。

[実行例]

図16‒1 待機系BCUをinactive状態にする
> inactivate bcu standby
Are you sure you want to inactivate the standby BCU? (y/n): y

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表16‒1 inactivate bcu standbyコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

The command cannot be executed in the standby system.

このコマンドは待機系では実行できません。

The command cannot be executed. Try again.

コマンドを実行できません。再実行してください。

The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration.

このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。

The standby BCU is already inactive.

待機系BCUはすでにinactive状態です。

The standby BCU is not connected.

待機系BCUは未搭載です。

[注意事項]

  1. 本コマンドを実行し,待機系BCUがinactive状態のときに装置を再起動した場合,待機系BCUのinactive状態が保持されます。

  2. update software (ppupdate)コマンドを実行し,運用系BCUのHDCを更新した場合,本コマンドによって待機系BCUをinactive状態にしても,待機系BCUのinactive状態を解除してactive状態にします。