ipv6 mld source-limit
MLDインタフェースに対して,参加できるマルチキャストグループに属しているすべてのソースの最大数を設定します。
グローバルコンフィグレーションモードで本コマンドを設定した場合,該当VRFまたはグローバルネットワークに属するすべてのMLDインタフェースに適用します。ただし,config-ifモードまたはconfig-subifモードでMLDインタフェースに本コマンドが設定されている場合は,MLDインタフェースの設定を優先します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
 - 
                  
- グローバルコンフィグレーションモードの場合
 ipv6 mld [vrf <vrf id>] source-limit <number>
- config-ifモードまたはconfig-subifモードの場合
 ipv6 mld source-limit <number>
 - 情報の削除
 - 
                  
- グローバルコンフィグレーションモードの場合
 no ipv6 mld [vrf <vrf id>] source-limit
- config-ifモードまたはconfig-subifモードの場合
 no ipv6 mld source-limit
 
[入力モード]
(config)
- (config-if)
 - 
                  
イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース
 - (config-subif)
 - 
                  
イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース
 
[パラメータ]
- vrf <vrf id>
 - 
                  
対象のVRFを指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
グローバルネットワークに対して指定します。
 - 
                        
値の設定範囲
「パラメータに指定できる値」を参照してください。
 
 - 
                        
 - <number>
 - 
                  
MLDインタフェース単位で参加できるマルチキャストグループに属しているすべてのソースの最大数を指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
0〜256
 
 - 
                        
 
[コマンド省略時の動作]
マルチキャストグループ参加時のソース参加に対して制限しません。ただし,収容条件に記述している範囲内で運用してください。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに反映されます。
[注意事項]
- 
                  
本コマンドで指定した値は,インタフェースごとに参加できるマルチキャストグループに属するソース数の制限を設定するものであり,指定値まで動作保証するものではありません。
 - 
                  
コンフィグレーションの変更によって,現管理マルチキャストグループに属するソース数が本コマンドの設定値を超えた場合,参加済みのマルチキャストグループに属するソースは,離脱するまで維持されます。この状態で一度離脱すると,該当するインタフェースの管理するマルチキャストグループに属するソース数が本コマンドの設定値以下になるまで再度,参加できません。
 - 
                  
本機能はコンフィグレーション変更(静的グループ参加機能およびMLD PIM-SSM連携機能)によるソース参加に対しては制限しません。ただし,これらのソース参加もソース数としてカウントするため,コンフィグレーションの変更によって制限値を超えた場合,受信者からのマルチキャストグループ参加時の新規ソース参加は制限されます。
 
[関連コマンド]
ipv6 mld router