ip pim ssm
IPv4 PIM-SSMで使用するグループアドレスの範囲を設定します。
[入力形式]
- 情報の設定
 ip pim [vrf <vrf id>] ssm {default | range <access list name>}- 情報の削除
 no ip pim [vrf <vrf id>] ssm {default | range <access list name>}
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- vrf <vrf id>
 - 
                  
対象のVRFを指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
グローバルネットワークに対して指定します。
 - 
                        
値の設定範囲
「パラメータに指定できる値」を参照してください。
 
 - 
                        
 - default
 - 
                  
IPv4 PIM-SSMで使用するグループアドレスは232.0.0.0/8(グループアドレスが232.0.0.0でマスク長が8)となります。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 
 - 
                        
 - range <access list name>
 - 
                  
IPv4 PIM-SSMで使用するグループアドレスを設定したアクセスリストを指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
31文字以内のアクセスリスト名を指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
 
 - 
                        
 
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに反映されます。
[注意事項]
- 
                  
本コマンドで指定するアクセスリストは,次に示す条件を満たしてください。条件を満たしていない場合,IPv4 PIM-SSMが正常に動作しないことがあります。
- 
                        
作成済みのアクセスリストであること。
 - 
                        
ip access-list standardコマンドで作成したIPv4アドレスフィルタであること。
 - 
                        
フィルタ条件がpermitであること。
 - 
                        
エントリが一つであること。
 - 
                        
アクセスリストのIPv4アドレスにIPv4 PIM-SSMで使用するグループアドレスを設定していること。また,ワイルドカードマスクを設定した場合は,最上位ビットから連続するビット列で設定していること。
 
 - 
                        
 
[関連コマンド]
ip pim sparse-mode ip access-list standard ip pim nonstop-forwarding