ip as-path access-list【OP-BGP】
BGP4,BGP4+のAS_PATHフィルタとして動作するip as-path access-listを設定します。ip as-path access-listは,正規表現で指定されたAS_PATH属性に基づいてフィルタします。
[入力形式]
- 情報の設定(変更はできません)
 ip as-path access-list <id> {permit | deny} <regexp>- 情報の削除
 no ip as-path access-list <id>
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <id>
 - 
                  
AS_PATHフィルタのip as-path access-listを識別するための識別子を指定します。本識別子はip as-path access-listを参照するために使います。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
1〜500(10進数)を指定します。
 
 - 
                        
 - {permit | deny}
 - 
                  
フィルタ条件に一致した場合のアクセスの許可,拒否を指定します。permitを指定した場合アクセスを許可します。denyを指定した場合アクセスを拒否します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
なし
 
 - 
                        
 - <regexp>
 - 
                  
正規表現でAS_PATH属性を指定します。<regexp>の前後をダブルクォート(")で囲んで指定してください。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
正規表現を指定します。正規表現については,「コンフィグレーションガイド Vol.3」 「23.1.2(3)(d) 正規表現」を参照してください。
 
 - 
                        
 
[コマンド省略時の動作]
ip as-path access-listを使用しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 
                  
フィルタ条件に一致しない場合は,すべてdenyになります。
存在しないip as-path access-listも,フィルタとして使用できます。その場合,すべてpermitになります。
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正規表現に疑問符(?)を使用した場合,showコマンドによるコンフィグレーションの表示結果を入力に使用しないでください。
 
[関連コマンド]
match as-path