コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3


passive-interface

該当インタフェースからRIPngパケットで経路情報を送信しないことを指定します。ほかのルータに経路情報を通知したくない場合(例えば,相手ルータがスタティックルーティングを使用しているなど)に指定します。本コマンドは,RIPngパケットが送信可能となっているインタフェースだけ制御できます。

[入力形式]

情報の設定
passive-interface {default | <interface type> <interface number>}
情報の削除
no passive-interface {default | <interface type> <interface number>}

[入力モード]

(config-rtr-rip)

[パラメータ]

{default | <interface type> <interface number>}

RIPngパケットを送信しないインタフェースを指定します。

default

すべてのインタフェースでRIPngパケットを送信しないことを指定します。

<interface type> <interface number>

RIPngパケットを送信しないインタフェースを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。

    ・イーサネットインタフェース

    ・イーサネットサブインタフェース

    ・ポートチャネルインタフェース

    ・ポートチャネルサブインタフェース

    ・VLANインタフェース

    ・マネージメントポート

[コマンド省略時の動作]

RIPngパケットで経路情報を送信します。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

次回の経路広告時に反映されます。

[注意事項]

  1. RIPngパケットを送信可能なすべてのインタフェースを送信抑止状態にする場合は,passive-interface defaultコマンドを指定します。また,この状態でno passive-interface <interface type> <interface number>コマンドを指定すると,指定インタフェースを送信可能状態とします。

[関連コマンド]

distribute-list out