コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3


ip address

自IPv4アドレスを指定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
ip address <ip address> <subnet mask> [directed-broadcast] [secondary]
情報の削除
no ip address <ip address>

[入力モード]

(config-if)

イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース,マネージメントポート

(config-subif)

イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース

[パラメータ]

<ip address>

自IPv4アドレスを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

<subnet mask>

サブネットマスクを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    128.0.0.0〜255.255.255.254(ビットが連続していること)を指定します。ただし,マネージメントポートの場合は128.0.0.0〜255.255.255.252を指定します。

directed-broadcast

サブネットブロードキャストのIPv4パケット中継を指定します。

自IPv4アドレス単位に設定して,設定した自IPv4アドレス配下へのサブネット宛てブロードキャストIPv4パケットの中継可否を指定します。

サブネットごとに,パケット中継の中継可否を決定する場合に使用します。

パケット中継の入力側にno ip subnet-broadcastの設定をしてサブネットブロードキャストのIPv4パケット中継を抑止している場合,サブネットブロードキャストのIPv4パケットを中継しません。

本パラメータはマネージメントポートおよびサブネットマスクが255.255.255.254のIPv4アドレスには設定できません。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    サブネットブロードキャストのIPv4パケットを中継しません。

  2. 値の設定範囲

    なし

secondary

本パラメータを指定した場合,IPv4アドレスをセカンダリアドレスとして設定します。

本パラメータはマネージメントポートには設定できません。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    プライマリアドレスとして設定します。マルチホームの場合でも,プライマリアドレスを一つ必ず指定してください。

  2. 値の設定範囲

    なし

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. IPv4アドレスを変更する場合は,設定済みのIPv4アドレスを削除したあと,新しいIPv4アドレスを設定してください。

[関連コマンド]

interface mgmt
ip subnet-broadcast