コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


snmp-server community

SNMPコミュニティに対するアクセスリストを設定します。本コマンドで登録できるアドレスは全コミュニティの合計で最大50となります。

[入力形式]

情報の設定・変更
snmp-server community <community> [{ ro | rw }] [<access list name>] [vrf <vrf id>]
情報の削除
no snmp-server community <community> [vrf <vrf id>]

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<community>

SNMPマネージャのコミュニティ名称を設定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    60文字以内の文字列をダブルクォート(")で囲んで設定します。入力できる文字は,英数字と特殊文字です。入力文字列にスペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列をダブルクォート(")で囲まなくても設定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■任意の文字列」を参照してください。

{ ro | rw }

指定したコミュニティ名称に属する指定したIPアドレスのマネージャに対するMIB操作の動作モードを設定します。roを指定した場合,GetRequest,GetNextRequest,GetBulkRequestを許可します。rwを指定した場合,GetRequest,GetNextRequest,GetBulkRequest,SetRequestを許可します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    ro

  2. 値の設定範囲

    なし

<access list name>

本コミュニティに対する許可を設定したアクセスリスト名を指定します。指定した<access list name>が設定されていない場合は,すべてのアクセスを許可します。

1コミュニティに対して1アクセスリストになります。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    すべてのアクセスを許可します

  2. 値の設定範囲

    31文字以内のアクセスリスト名を指定します。

    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

vrf <vrf id>

<vrf id>で指定されたVRFからのアクセスを許可します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    グローバルネットワークからのアクセスを許可します。

  2. 値の設定範囲

    <vrf id>にVRF IDを指定します。

    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 情報を変更する場合,設定時と異なるアクセスリストは指定できません。

  2. 指定したアクセスリスト内のpermitまたはdenyのエントリを,それぞれ1アドレスとしてカウントします。host指定であるかwildcard指定であるかに関係なく,1アドレスとしてカウントします。

[関連コマンド]

なし