コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


ntp authentication-key

認証鍵を設定します。本コマンドでは,認証鍵を10エントリまで設定できます。

[入力形式]

情報の設定・変更
ntp authentication-key <key id> md5 <value>
情報の削除
no ntp authentication-key <key id>

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<key id>

鍵の番号(10進数)を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜65535

md5 <value>

認証鍵に割り当てる値を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    30文字以内の文字列をダブルクォート(")で囲んで設定します。入力できる文字は,英数字と特殊文字です。入力文字列に特殊文字を含まない場合,文字列をダブルクォート(")で囲まなくても設定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■任意の文字列」を参照してください。ただし,次の文字は使用できません。

    スペース文字,アンパサンド(&),丸括弧始め((),丸括弧終わり()),山括弧始め(<),山括弧終わり(>),角括弧始め([),角括弧終り(]),パイプ(|

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

ntp peerコマンド,ntp serverコマンド,ntp masterコマンド,またはntp broadcast clientコマンドが設定されている場合,設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 接続先装置によっては,使用できる認証キーの値の範囲が32ビットより短いことがあります。その場合,使用するキーの値を接続装置の有効範囲内に設定してください。

[関連コマンド]

ntp peer
ntp server
ntp master
ntp authenticate
ntp trusted-key
ntp broadcast client